EXPERIENCES

官足法は自分で自分の足をもみ、血液をきれいにし、きれいな血液を全身に循環させる血液循環療法です。
からだを元の健康な状態にリセットする過程で、一つの不調だけでなく、幾つもの不調が改善されてゆく例は枚挙に暇がありません。
病気別の体験談でもお一人お一人にいくつもの改善が見られます。

アトピー性皮膚炎・うつ・肩凝り・肝臓・心臓・腎臓・肺・目・耳・鼻・無呼吸症候群・高血圧・高コレステロール血症・糖尿病・痛風・捻挫・骨折

リウマチ性多発筋痛症が寛解 寝たきり回避・復職へ

T.M. 65歳 神奈川県

■リウマチとの付き合い

剣道をやっています。ずっとスポーツをやって来た私が病気になったのは2年前のことで、リウマチでした。私の場合は小指や親指に出る関節炎という感じで、痛みが出れば痛み止めを飲んだり湿布をしたりするだけで収まっていました。

■リウマチ性多発筋痛症を発症

ところが今年6月関節が痛くて動かせなくなりました。診断名はリウマチ性多発筋痛症。強い痛みを何とかしようとリウマチの薬を倍飲むなどしていましたが、あまり効きません。飲み薬より高い効き目を求めてお腹や太腿に自分で注射を打つようになりました。

一ヶ月ほどその治療を続けたら関節の痛みは無くなりました。が、検査の結果、肝臓の数値が悪化して来たことがわかり、医師からは「注射が合わないのでは?」と告げられました。

■休職

鎮痛剤を3倍くらい飲んで誤魔化しごまかし続けてきた仕事も、終に7月20日から休職することになりました。

医師には「寝たきりになりますよ。」と言われ、休職した時点で仕事はいずれ辞める予定でした。「収入をどうしようか。」とそればかりが頭の中を占め、とりあえず年金受給の手続きを始めました。

■ウォークマットⅡと赤棒

同僚の遠藤比呂美さん(官足法指導員)がウォークマットⅡと赤棒を貸してくれたのは休職した直後の頃です。始めて乗ったウォークマットⅡはとても痛かったけれど乗っている間も降りてからもスーッとするような気持ちの良さがありました。遠藤さんが簡単な説明をしてくれて、とにかく自分で毎日ウォークマットⅡと赤棒で足をもむことを最低一時間やる、ということを始めました。

■運動機能の変化

休職したばかりの頃はまだ動けなくて、歩くときは杖を使ったりもしていました。階段の昇り降りが少し楽になったと感じたのは官足法を始めて一週間から10日ほど経った7月の末頃でした。階段の手摺につかまりながら一段一段両足を揃えて昇り降りしていたのが手摺に頼らなくてよくなり、そして片足ずつ普通に昇り降りできるようになるなど少しずつ変化を重ねて身体がラクになっていきました。椅子から何も頼ることなく立ち上がれるようになったのも小さいけれど嬉しい変化でした。

■職場復帰

9月半ば、諦めていた職場復帰が叶いました。「これからどうしよう」と途方に暮れた7月のことが嘘みたいです。遠藤さんから借りたウォークマットⅡは10月中頃まで毎日やっていましたが、同僚が腰痛と聞いて貸しました。赤棒は今も風呂上りに必ずやっています。私のリウマチ性多発筋痛症も治ったという診断をもらったわけではなく、一ヶ月に一度病院での診察があります。それでも10月の初めには体育座りから立ち上がるということも出来るようになったように、少しずつ機能を回復していけていることを励みにこれからも官足法を続けたいと思っています。

冷えが改善、 ガンマGTP、コレステロール値が改善、毎年の要再検査を卒業

M.Y. 58歳 栃木県

 21歳の時、バイクの事故で十二指腸に穴が空き、腹膜炎を起こしました。その手術で十二指腸が癒着して腸の一部が狭くなってしまいました。その際、胆嚢にも影響があったのではないかと検診の時に言われたことがあるのですが、その後30年以上、ガンマGTPの値が高く、コレステロールも高くて健康診断ではいつも要再検査となっていました。先の手術後は小腸ガスが貯まりやすく、何度も腸閉塞で入退院を繰り返し、張った腸が胃を食道側に押し上げて、胃液が食道に逆流していたらしく、逆流性食道炎にも悩まされて来ました。

 そんな身体だったので“足裏マッサージ”は昔から好きで、中でも強めにやってくれるところを選んで通っていました。官足法を知ったきっかけは友人が官足法指導員・大谷恵子先生の北本での教室に参加したことでした。「いいよ」と言うのを聞いて早速ウォークマットⅡをネットで注文。痛くて動けなかったけれど、毎日素足で乗りました。足の冷えはすぐに解消し、やり続けていると一か月後には右のこめかみにヘルペスが出ました。「これが“好転反応”というやつか」と思いました。やり続ければ身体にいい、という思いは揺るがず、続けると2,3ヶ月でもう足裏サロンで足裏の痛みは感じないようになっていました。

 2019年に転機がありました。熊谷で大谷恵子先生が開いた体験教室に友人とともに参加したのです。それ以来2,3ヶ月に一度、埼玉県行田市の大谷先生の教室に通っています。以前から言われてはいましたが、一年くらい前からふくらはぎや脛などが気になり始め、「これいいわ」を寝床に置いて、朝目覚めたら踝周りに突起を当てて挟んでいます。ウォークマットⅡは趣味も兼ねて、錘代わりに4kg前後のエレキギターを抱えて弾きながら踏みます。動画を見ながら踏むのもいいようです。職場が都内なので高速バスで通勤していますが、この時間はG棒タイムです。常にリュックに入れているG棒は仕事中でもパソコンの画面をひたすら見なければいけない時は椅子に座りながら膝の裏に当てています。その成果か数年かかりましたが、γ-GTPは去年の124から今年は基準値内の66に。悪玉コレステロールも去年の154から基準値内の135になり、再検査と言われなくなりました。

 既に生活の一部と化している官足法をもっと勉強したいと、大谷先生の勧めもあり官足法指導員養成講座を受けました。これまでに改善したことはいっぱいあるけれど、足にはまだまだ課題もあることを実感。先ずはまだ数値が下がらないHbA1cなど糖尿病系の数値を改善したい、肘や膝などもまだまだこれからです。でも、「こんなに痛い思いをしているのになかなか良くならないな」と思っていた時でも「どこか足りないところがあるんだ」と思い続けていました。夢もあります。いつか官足法で、大好きな“教えること”をやっていきたい。だからこれからも楽しみながら続けて行こうと思っています。

浮腫消失・肩凝り解消、活力回復・男性機能改善‼

T・W( 40代、千葉県)

■股関節が良くなった友人

昨年7月、人から官足法という面白いものに最近出会ったと耳にしました。自身の股関節が劇的に良くなった体験を驚きとともに伝えられる姿をみて、自分も試してみよう!と帰宅後、早速ウォークマットをネットでポチリ。

春頃から浮腫が少し気になる自覚もあり、医師の診察から腎機能もやや弱り気味とのことで、生活習慣の見直しから注意しなければという課題をかかえていましたので、何か効果があればというのがきっかけでした。

■初めてのウォークマットで浮腫が解消

早速ウォークマットが届きました。果たしてどんなものか?!と乗ってみれば、とにかく痛くてたまりません。乗って、痛くて降りて、また乗って。その繰り返しで挑戦する有様でしたが、突き刺さるような痛みに何度も耐えて乗っていると、浮腫が引いていく不思議な感覚が出てきていました、悪戦苦闘の中20分ほど経ったでしょうか、降りてみると実際に浮腫が解消していました。効果に驚いて、続けて3週間ほど経った頃。官先生の著書も読み、納得を深め、棒で揉むにしても独学だけではおそらく正しい結果から遠ざかることもあるだろうと考え、官事務所の体験指導にお世話になりました。

■体験指導

当日はあまりの痛さに笑うしかない有様でした。しかし、痛いほど効く、この言葉の通り脚が不思議とぽかぽかして調子がよくなったことがわかります。腎の弱さに起因するであろう反射区の様子について、施術を受けお話を聞くことで得心がいき、官事務所の皆様方の明るさや朗らかさもまた印象的で、続けていこうと決意。以後、現在までウォークマットに赤棒とグリグリ棒を加えた形でできる限りの継続をしています。

■楽に踏める

現在、まだまだ課題は残ります。しかし確かに前進しました。特定の反射区に関して、一年前は痛みからタオルを口に噛んでウォークマットに乗らなければならないほどでした。それがじわりじわりくずれて、楽に踏みしめることができるまでになりました。

その過程では、肩凝りの改善、活力の回復と疲れにくさ、男性機能の改善といった明らかな変化がありました。特に最後の項目、笑い話ではありません。まさしく効果がありましたことを特記いたします。

このような経過を辿った私の官足法一年目でしたが、取り組んで間違いなく「よかった」の一言です。不調や病気に直面した時、ただ何かを待つのみでなく、自ら主体的に取り組める。これは官足法が素晴らしいと思える理由の一つです。

その過程では強烈な痛みが待っています。痛みと向き合う中で、黙って日々働き続けてきている身体があることに気づき、足への労りの心が芽生えました。官足法に取り組むと体調が良くなるとともに、ある意味では心も整えているのかもしれません。

官足法に出会って一年、こうした心身の変化を振り返ってみて、また気持ちを新たに次の一年に取り組んでいこうと思う今日この頃です。

手足の冷え、軟便、耳の痒み、歯茎の腫れ、乾燥肌、老眼など改善

住本孝子 60歳 大阪府

不調を数え上げれば無いことは無いけれど、健康には自信を持っていました。

だから、友達が官足法のことを教えてくれた時も正直言ってピンと来なかったし、足をもんでもらっても私は痛くないだろうと思っていました。ところが、実際に施術してもらうと、その痛いこと!隠れている不調まで足には漏らさず出るのだろうか、と大変興味を持ちました。

 昨年の夏コロナウイルスに感染し、「こんなにつらいのは二度とご免だ。免疫力を高めなければ!」と思ったのが官足法を実践し始めたきっかけです。

 続けていると“そういえば…”というような所があちこち良くなってきました。

例えば体温。以前は36度に達するか否かでしたが、現在は36.3度~36.5度をキープするようになりました。冷え気味だった手足が温かく感じられます。

そして毎日の快便。これまでの軟便とは違うしっかりした便。耳垂れするくらい痒かった耳の痒みがなくなり、歯茎の腫れが小さくなりました。乾燥肌が徐々に回復してきています。老眼ですが老眼鏡にあまり頼ることなく済んでいます。

運動神経がさほど悪くないのも足もみ効果だと思っています。今は坐骨神経痛の改善を期待しながら日々足をもんでいます。

 介護の仕事をしたことから健康には血液循環が大切だと思い、マッサージの仕事をした事もあります。今は夫の故郷に暮らし、新しい土地でまた介護の職についていますが、血液循環の大切さと足の大事さを益々感じています。

官足法実践一週間、尿路結石を排出!

神山肇(男性 40代 神奈川県)

■官足法を知る

スポーツクラブで一緒に働いている八講祐美さんが官足法の勉強をしている事をよく聞き、そこで官足法の事を知りました。

八講さんとは、十数年前から同じスポーツクラブのスタッフとして汗を流した仲で、一時は私の異動で別々になりましたが、2020年からまた一緒に働くことができました。

■十数年前の尿路結石

私はその十数年前に、尿路結石と言う病気になりました。

尿路結石とは、腎臓で作られた尿が通る道「尿路」に結石ができて詰まってしまう病気です。

尿路に結石が詰まることで、尿が出にくくなり腎臓に大きな負担がかかり、大変な痛みを生じます。「心筋梗塞」・「群発頭痛」に並び「尿路結石」が三大激痛と呼ばれています。

その時は、もちろん救急車で運ばれ、鎮痛薬を処方され、時々来る激痛に耐えながら、水を飲み続け、約半年後に尿と一緒に結石が排出されました。

■再発

それから今までは何事もなく健康に過ごせていましたが、今年になり、また腰や背中に激痛が走りました。以前経験した同じ感覚の痛みだったので、腎泌尿器科に行きレントゲンを撮ると、大きな結石が写っていました。

尿路結石は生活習慣病の類で、再発率は50%以上と言われています。

■官足法の指導を受ける

その事を官足法指導員となった八講さんに話すと、すぐに官足法足もみを行ってくれました。腎臓の反射区を赤棒に押し付け、「ぐりぐり踏み続けて」と、輸尿管、膀胱の反射区を指で揉んでいただきました。

その時は、棒や指が、足に触れただけで飛び上がるほどの激痛でした。尿路結石の痛みよりも、官足法の方が数倍痛かったです。

■一週間で結石を排出!

それから毎日、自分なりにぐりぐり棒で足裏を刺激したり、指で足を触り続けました。

すると、それから1週間経った頃、なんと結石が排出されたのです!

十数年前に尿路結石を患った時は、診断から結石の排出まで半年程かかり、その間に何度も激痛に襲われました。

でも、今回はたったの数日で排出されたのです。

足を揉み続けることで結石が小さくなったのか、正常な尿路機能に戻ったのかは分かりませんが、とても驚きました!

■自分の身体と対話しながら不調を治す官足法

「自分で生んだ病気は、自分で治す」、という事がいかに大切かわかりました。

運動に携わる仕事をしているのもあって、不調な時は薬やサプリメントに頼りきりになっていましたが、こうやって自分のカラダに触れて対話をしながら不調を治し健康を維持する官足法に本当に助けられました。

ありがとうございました。

 

 

夜中の足の激痛が官足法で治った!

東京都 K.W.(60代)

私の足は両足とも外反母趾で下肢静脈瘤があり、右足は一度足の筋を切っています。腰痛もあり、体調が悪くなるとギックリ腰になることもあります。

昨年12月の半ば頃、突然何度も右脚の外反母趾のところとくるぶしの所に激痛が走り、痛みで起こされ眠れない日が続きました。何が原因なのかわからないのですが、自分なりに考えて「これはもしかしたら血流なのかもしれない。」と思い、ウォークマットⅡと赤棒、グリグリ棒を出して足もみを始めました。

毎日ウォークマットを踏み、それから赤棒で両足を丁寧にもんで、足裏の痛いところはグリグリ棒を使って刺激(押す)するということをしていると、何故か足をもんだ日は夜中に激痛が走らずぐっすり眠れました。翌朝足を見ると浮腫みもなく、すっきりして歩くと足が軽いのです。足だけでなく身体全体がすっきりして目がパッチリしているのには驚きました。

病名などはわかりませんが、ウォークマットⅡを踏んで赤棒、グリグリ棒で両足全体を押すことで身体全体が足をもむ前と全く違ってきました。

とはいえまだまだで、先日官事務所の体験施術を受けた時にはあまりの痛さに耐えられないかと思った程でした。今にして思えば夜中に激痛になるほどの足は、よほど血流が悪かったのだと思います。そういう人は少なくないのではないでしょうか。

私の周りにもいろんな痛みでつらい思いをしている方がいます。足をもむことで少しでも痛みから解放されて笑顔を取り戻してほしいと思います。

 

高齢の両親に官足法を伝授。自分で実行して益々元気‼

官足法指導員 K.Y(埼玉県)

健康寿命を延ばすため高齢の父母には自分で出来るよう、『足の汚れが万病の原因だった』の本、ウォークマットⅡ、G棒、これいいわ、など一通りの官足法グッズを実家に整備し、手作り料理を届ける時には毎回グッズの使用法を伝授していました。

にもかかわらず、2022年秋ごろ母は「膝に痛みがあるので」と、先ず整形外科に通い接骨院で鍼治療を受けていました。料理を届けに行ったある日、膝がかなり痛そうだったので私が母に官足法を施したところ全く痛みが無くなり「病院に通っても鍼を打ってもらっても治らなかったのにKちゃんすごいじゃない!」と驚きつつ喜ばれました。

官足法は自分の健康を自分で守れる健康法です。母が喜んでいる間に「自分で、私が伝えたことをやってね。」と念押しをしました。色々と考慮し見極めた必要最低限の手伝いが、過剰な依存心を生ませず、本人を心身ともに活き活きさせると感じているからです。

コロナ禍の状況も変わりつつありますが、テレビではコロナに罹ってしまった時に食料や生活必需品を調達できないで困っている方々がいたことが度々報道されていました。

私自身のことで恐縮ですが、友人たちには普段仕事やその他で忙しくとも、10年以上会っていなくとも、互いにその時各自が出来る必要なことをして助けてもらえるという信頼感があります。世の中多くの人が何かしらの手段で繋がっていると思っていたのでテレビの報道は意外でした。ペットボトル飲料ひとつ誰にも頼めず行政のみの問題として訴える人がいたという現実に衝撃を受けました。

官足法を誰かに伝えたり施術を行う時も人と人との信頼関係が影響することは私の体験からも実感しています。だからこそ忖度なく厳しく愛のある生き方を軸として謙虚に自分を磨きつつ官足法を周りの人々に伝えていきたい。それができたら本望だと、このコロナ禍に思いを新たにしました。

現在84歳の父は毎日10km歩き、81歳の母は洋裁教室やパソコン教室に通い元気に過ごしています。最近では私が免疫力アップを意識した手作り料理を持っていくことも無くなりました。もちろん私自身も風呂場の他二部屋に赤棒を置き、ウォークマットⅡも踏んで日常の中で官足法を実践しています。

「自分の健康は自分で守る」という大前提のもと、自分自身はもちろん、大切な人ともきちんと向き合い、伝えるべきことを伝えていきたいと思います。そうして官足法の輪が広がって自分も周りの人々も健康な日々を送り、穏やかで安らぎと信頼のある人間関係を作り上げ、そんな人と人の輪がまた広がっていけば、それはきっと大きな喜びの輪になるでしょう。その夢に向かって、たゆまぬ学びと実践で前進していこうと思います。これからもご指導よろしくお願いいたします。

高血圧と目、網膜静脈分枝閉塞症と黄斑部浮腫が改善

K.K.(埼玉県 60歳女性)

■前兆

その夏、健康診断を受けました。元々低血圧の私が血圧164。暑かったからかと放置していると12月にはよく眼鏡を拭くようになっていました。少し物が見えづらくなっていたようです。

■「右網膜静脈分枝閉塞症」、「右黄斑部浮腫」

重い腰を上げ病院に行ったのは2019年の春。「右網膜静脈分枝閉塞症」、「右黄斑部浮腫」という病名を告げられましたが、「浮腫が自然に収まる人もいますから。」と2、3か月様子をみることになりました。浮腫のため視界は上の方が中心に寄るような見え方で、人の顔なら歪んで二つの目がくっついているように見えます。

日が経ち自然には収まらないまま6月、ついに「目に注射をします。」と言われました。病名がついた後も黄斑の腫れはひどくなり、益々見えづらくなっていました。注射は避けたい!治るのだろうか?このままひどくなったらどうなるのか?とか不安でいっぱいで自分で何とかしなきゃ、とあがきはじめました。

鍼や整体などにも行きましたが目の状態は変わらず、眼科も3軒行きましたが診断は同じ。結局10月、11月、12月と続けて目に注射を打ちましたが、その注射もあまり効かず、いよいよ他に有効な手段が無いことがわかった2020年2月、はじめて官足法の教室に体験に行かせてもらいました。

■意を決して官足法体験

以前から、通っていたヨガの先生が官足法を勧めてくれていました。官足法は痛いという先入観があって、なかなかその気になれませんでしたが、ヨガの先生も通っている岡山至先生の教室に私もお邪魔することにしたのです。そのころ視力は眼鏡をかけても0.1にも足りませんでした。血圧の薬も半年間飲んでいましたが「官足法で健康になれば目も良くなるし血圧も良くなる。」と岡山先生に言われました。

■自分で実践 視力が改善!血圧も正常に!

教室はコロナの影響ですぐにしばらくお休みとなりましたが、再開までの5カ月間グリグリ棒と赤棒で自分なりに実践。始めてから二か月ほどで視力は0.4になり、「あれ?良くなるかもしれない。」と、がぜんやる気が出て右眼の反射区のある左足を特に念入りにやりました。すると7月には眼鏡をかけて0.6見えるようになっていました。血圧も落ち着き、薬も止められました。

■毎日実践!不安解消!

毎日ウォークマットⅡを朝10分踏み、夜寝る前にも30分踏んでいます。痛くてもそれが習慣になると自信がつき「何があってもちょっとやそっとのことには耐えられる」という気分です。

今思えばすごくあがいていた半年間、「なんでこうなっちゃったんだろう?何が悪かったんだろう?」とそんなことばかりが頭の中をグルグル巡っていました。視力を失うかも‼くらいのことが無ければ私は官足法に出会うことはなかっただろうと思います。

官足法は通わなくていい。自分で出来るのがとてもいいと思います。これからもマイペースで続けていこうと思っています。

真剣に一ヶ月‼ 官足法で急性腎炎から回復!

佐々木直人(41歳 新潟県)

■無理がたたって体調不良

昨年12月に転職。慣れない仕事と資格を取るための勉強、そして父親の介護・見舞いなどが重なり、気づかぬ間に腎臓にダメージを与えていたようです。ご存知のように血液をろ過して尿を作るなど重要な役割を果たす腎臓は官足法において最重要の臓器です。とはいえ、腎臓が悪くなった時にどのように体に影響を与えるかは、普通は知らないですし、知らないことが幸せと思います。

 1月から仕事・学業・介護と走り続け、知らぬ間に過労が溜まり、父親の葬儀が済んだ4月中旬には腎臓はすでに能力ダウンしていました。元々、慢性腎炎を持病として持っているため、多少は気を付けていましたが、油断もありました。そして、あまり食べてない割には、何だか足がむくむなぁ、と思っていましたが、忙しい時には自分の体は省みないもの。体重も気づくと10kg増えていましたが、普段体重計に乗らないためにそれも気づかず。おしっこの回数・量ともに少なくなっていましたが、水分あまり取らないからそんなもんかな、と軽く考えていました。

 それでも毎日20分ウォークマットに乗る習慣は変わらなかったため、「ウォークマットに乗っているから、大丈夫だろう」と安易に考えていました。

■腎炎

 4月下旬、何だかさすがに体調がおかしいなぁ、と感じていたところ、大変なことに!男性器と陰嚢が3倍くらいに膨らんでいる!この時点で、腎臓がどうのでなく、「感染病か何かか!?」と考えてすぐさま泌尿器科へ。そこで診察を受けて初めて「腎臓機能低下により処理できない体液が足から徐々に溜まり、男性器、陰嚢の位置まで上がって来ているんだよ、と。放っておくとすぐに腎不全だから、すぐに大学病院行って。」と言われ大学病院へ。

 大学病院の診察の結果、急性腎炎で、やはり放っておくと腎不全とのこと。住んでいる場所を聞かれ、腎不全になった場合に透析のできるクリニックが近くにあるか聞かれる。「おぉ、すでに腎不全になることが前提の会話かぁ」と思う。頭の中では生活とか仕事とかいろいろ考えるものの、一番頭を占めていたのは、「ここ1、2年、ウォークマットに乗るだけで足としっかり向き合わなかった。ここは一つ、官足法でどこまで回復できるか試してみるか!?」ということ。ついでに、うまく回復したら官事務所に投稿しよう、と思っていました(笑)。

■真剣に足と向き合う

4月末 最初のころの足の写真。むくみがすごい。ウォーターバッグみたい。押すと凹んで戻らない・・・。(写真①、②)

クレアチニンは1.41(1回目はたしか1.6程度)。

 4月末のGW突入時から足もみを本気で行いました。

やることはシンプルです。「力強く、奥深く、満遍なく、針の隙間もなく、切腹するつもりで」ということのみです。腎臓が悪いから、などは考えず。ひたすら膝上まで揉み上げる。だいたい1日の時間は、ウォークマット20分、黒体にぎり棒(現在は生産終了)で足裏しごき30分、桐のG棒で脚部しごき30分、桐G棒の突起で足ふみ20分。このくらいが目安でしたが、時間に余裕のある土日はさらに1時間くらい追加していました。

■足と身体の変化

〇開始初日。黒体にぎり棒が恐ろしく痛い。本当に針で突いている感覚。しかし、ウォークマットは続けていたせいか、肺や肩の反射区などはさほど痛くない。内臓の反射区が満遍なく痛い。どこが腎臓などと考える余裕もなく、脂汗かきながらひたすら押す。あと、G棒での脚部も痛い。

〇開始3日。痛い。体も特に変化なし。

〇開始7日。痛い。しかし、肝臓、心臓の反射区あたりはほぼ痛みなくなる。免疫の反射区(胸部リンパ、上半身・下半身リンパ)もほぼ痛みなくなる。そして、おしっこの量がかなり多くなった。体重マイナス2kg。ついでに、全身の体調が良くなってきていることを実感。眠りが深く、朝すっきり起きられる状態になってきた。

〇開始10日。明らかにむくみが減る。尿の量がすごい。上半身のむくみはほぼなくなる。体重マイナス5kg。そして、黒体にぎり棒で足裏を突き刺(すように深く圧)した時の痛みも半分程度になる。

〇開始14日。むくみ消失。体重はマイナス10kg。いつも通りの体重に戻る。足もすっきり。ただし、腎臓の反射区やふくらはぎを押した時の痛みはそれなりに残っているので、油断せずに揉む。

〇開始28日。腎臓の反射区を黒体にぎり棒で突き刺(すように深く圧)してもわずかに痛みを感じるのみ。また、ふくらはぎもそれなりに柔らかくなった。

■二週間で浮腫消失、一ヶ月で正常値に

 この時、病院で検査するとクレアチニンは1.1程度…正常値。大学病院の医者いわく、「利尿剤、効いて良かったね~。クレアチニン正常値超えると、そのまま腎臓機能低下し続けていくパターンがほとんどだから、運が良かったね。」とのこと。利尿剤は最初の7日しか飲んでいません。官足法の効果が強く出てきたら、利尿剤飲んでいると尿が出すぎて脱水しそうだったのでやめたのです。

 ということで、腎臓機能低下から約14日でむくみ自体は消失。28日後の検査で正常値に戻っているのを確認しました。もちろん、腎臓の反射区に限らず、すべてを押したので、体調自体が良くなっています。

 そして、発症から4か月経過した8月に受けた検査でも、クレアチニンは0.99。バッチリです。

■痛い部分を探しながら足全体をもむべし

 指導員になってから8年経過しますが、こんなに必死で揉んだのは初めてでした。しかし、やはり必死になって満遍なく揉めば揉むほど効果はバツグンです。

 そして、今回かなり早く効果が出た要因として、発症前もウォークマット自体は欠かさず乗っていたことが大きいと思っています。ウォークマットのながら乗りでも最低限の足もみはできていたということでしょう。とはいえ、ながら乗りのウォークマットではおそらく無意識に痛い部分を避けますし、効果は弱い状態です。やはり、効果を出すためには痛い部分を探しながら、意識的に足全体を揉み上げていかなければならないと再認識しました。

■官足法は最高の血液循環療法

 今回の腎炎、とても勉強になりました。やはり、官足法は最高の血液循環療法であると。しかし、その効果を引き出すためには、基本のとおり「力強く、奥深く、満遍なく、針の隙間なく、切腹するつもりで」する必要があると思います。先日、指導員研修に参加してまだまだもみ方が甘いとわかりました。新たな発見を得て実力向上を図り、官足法の理念を忘れないようにするために、また、気持ちをフレッシュに保つためにも指導員講座などには少なくとも年1回は参加する必要があると思います。

そして、官足法は腎臓を治せること。

指導員として一つ成長できました。

ウイルス性髄膜炎 必ず治す! 心の支え官足法と導引養生功

 鈴木郁夫(66歳 埼玉県)

■ここはどこ?

気が付くと病院のベッドの上で身体には何本もの管。身体の丈夫さが自慢であった私の自信が崩れ去った瞬間だった。

ちょうど二年前の夏、一週間近く食欲もなく39度前後の熱が続き、外出先から帰宅したところで気を失って倒れた。翌日の6月14日朝までの記憶はない。救急車で近くの総合病院に搬送されたのだ。

正に自業自得であった。

この2、3日前から自宅の電話のかけ方が分からなくなり、講師を務める導引養生功の教室でも言葉が頭に浮かんでこなくなっていた。使い慣れた公民館の印刷機の操作も出来ない。こんな状態になっていたにもかかわらず妻に車の運転を頼み込んで教室に出かけ、帰宅した直後、ウーッといううめき声を発して崩れるように倒れ、意識を失ったようだ。

■「髄膜炎です」

入院直後の血液検査では特に異常はなし。たまたま診察したのが神経内科の医師であったことから、髄膜炎の疑いがあると、直ぐに髄液を抜き取り、検査を進めてくれていた。

結果は、医師の見立てのとおりウイルス性髄膜炎。抜いた髄液中に240のウイルスが入り込んでいるとのことであった。何が原因で入ったのかは不明。後に妻から聞いた話だが、担当医からは「このまま寝たきりになる可能性もある。動けるようになったとしても、失語や失認、記憶障害などの高次機能障害が残る恐れがある」と言われ、子供達にもそのことを伝えて覚悟をしていたそうだ。

■「勝手に動かないで」

トイレ以外はベッドの上での生活。髄液に入り込んだウイルスの増殖を抑えその数を0にするために、抗生物質の投与と免疫力を高めるための治療が開始された。MRIでの検査や血液検査、手足の動きのチェックのほか毎日医師の『ここはどこですか』『貴方の生年月日は』など簡単な質問に答えることが日課となった。三日目くらいから、組み合わせパズルや簡単な暗算による脳の状態を見るテストが始まった。

■復活に向けて真打登場

十日ほどして脚力の回復を中心とするリハビリが始まる。私にはこの頃からある計画があった。

例年3月に開催される導引養生功の昇段検定がコロナの感染拡大により延期され、7月23日に開催されることが決まっており、この検定に間に合わせるために、6月中には退院して、3週間でしっかりと動作ができるように脚力を戻す。こんな計画だった。

ところが、6月末になってもウイルスの数は思うように減らない。そこで、妻に連絡して看護師さんに見つからないように、着替えと一緒に歩行板と赤棒を持ち込んだ。この相棒の到着が功を奏した。

幸い一人部屋だったので、就寝前の回診の時間までの間に指先から股関節までの脚全体を精一杯の力でぐりぐりともむ。本来一日に一度のリハビリも医師に相談して、午前・午後の2回に。朝は早起きして、ベッド上でのストレッチ。

横になりながら、ゆっくりと深い呼吸に合わせて頭の中で検定試験の動作を繰り返し行うことで、精神的にも肉体的にも元気が戻ってきたことを実感する。頭のもやもやも取れ、身体のふらつきもなくなった。

■やっと退院

7月に入って一週間ほど。この時点で体重は8キロ落ち、まるでボクシングの試合前で減量をしたような状態だが、筋力回復リハビリの先生からは、「鈴木さんはリハビリというより、ジムに来て楽しんでいるみたいだ」と言われるぐらいに回復。回診に来た医師からも「心配された高次機能障害も起こらず順調に回復している」との言葉をいただいた。

このタイミングを逃してはと、医師に退院を頼み込んだ結果、少しでも異常を感じたら担当医の名前を告げて緊急で来院することを条件に、7月13日に退院が決まった。23日には導引養生功の検定試験も受けることが出来、なんとか昇段。退院から一か月後の検診結果では、自分で異常を感じない限り、通院の必要はないという言葉をいただいた。

■一生の財産

家族や導引養生功の仲間には心配をかけてしまったが、入院をしたことで、改めて自分の健康は自分で守るという言葉の意味を考えさせられた。

自由に動くことを制限された入院生活の中で、医師や看護師の手当、家族・仲間の励ましは勿論だが、私の崩れた気持ちを立て直してくれたのは、官足法と導引養生功だった。共に25年近く続けてきたことで培った身体(気血の循環と体力)と心(信念)によるところが大きかった。私にとって、官足法と導引養生功は心と身体を一生支えてくれる欠かすことのできない財産だ。

74歳、持病からくる背中の痛み坐骨神経痛の痛みを消す!

S.K.(74歳 栃木県)

(前略)わたくしの方は老いぼれて坐骨神経痛なんぞに取りつかれて、腰に特殊装具なんぞを装着されて、色気の無い事この上なし!
それでも、素知らぬフリして、意地でも勤務を継続中!
まあ、暖かくなれば、治る!と。

(10年前にもなっているので)せっせと、坐骨神経痛の反射区を揉んで、何とかしのいでおります。

昨夜は背中の痛みと左右両方の腰痛で、勤務どころか、起き上がれるかどうか、もはやここまで!と・・・。
明日は全力振り絞ってかかりつけの大学病院の泌尿器科外来に行くしかないか!と思いつつ夜中、眠れぬまま読んでいた官先生のベストセラー「足の汚れ~」に書かれていた「忍耐、継続~」うんぬん・・・・・。

よしんば受診しても、何を言われるかわかっているし、対策もないし、鎮痛剤と湿布薬で終わるのは、火を見るより明らか!
遊走腎固定手術と膵臓からのインシュリン不足で毎日注射のせいで、背中の痛みは常時。
この苦痛から駆け込むのは官理論の官先生の熱い口調(著書からほとばしってる)にすがるしかない!と。

幸い今日は仕事休みなので、そろりそろりと起き出して、種々の道具一式全部広げて「自分で治す、自分がやる、必ず治る」と題目しながら汗かくほどにやっていたら、1時間も経つうちいつしか背中も腰も痛みが消えていました。

こんなことの繰り返しをやってる私です。
もう、この歳で、遠くの大学病院まで運転するのは億劫だし、外来での待ち時間は長く、言われることまでわかっているのだし、
やっぱり官足法しかない!
しみじみ、つくづく、家にいて、お金もかからず、誰にも頼まず、「痛い辛い」を治せる有り難さを実感、痛感している私です。

手首の痺れと痛みがウォークマットⅡ一ヶ月で快癒、疲れ知らずに!

櫨大輝(32歳 愛知県)

一昨年の収穫作業中に左手首が痺れ始め握力が無くなる事態に直面しました。初めは疲労からこのような症状が出ているのかと思いましたが、整形外科へ診察に行っても原因がわからず、湿布を処方されるだけでした。日毎に症状が悪化して途方に暮れていた際、友人が毎月足のマッサージを受けている話を聞きました。それならと、自宅でもできる足踏みマットを探したところ官足法と出会い、正直全然期待はしていなかったのですがやってみることにしました。

ウォークマットⅡを踏み始めて2週間ほどで痺れが軽減し、一ヶ月を過ぎた辺りでは嘘のように痺れが消え去りました。また、例年ですと繁忙期になるにつれて疲労がピークになり、仕事をするのがやっとの状態でしたが、官足法を生活に取り入れてからは疲れ知らずの状態で日々仕事に取り組むことが出来ることに本当に驚いています。

自分の身を自分で守るために、予防を意識して官足法をこれからも続けていきたいと思っています。

二週間で不眠解消 長年の肩こり・腰痛も一ヶ月余りですっきりと!

H.O. (42歳 大阪府)

■不眠解消

5年前、三番目の子どもを産んでからずっと不眠に悩まされてきました。それまでも夜中に一度目が覚めるとなかなか眠れない性質でしたが、この5年間夜中に目が覚めると朝まで眠れず、不眠はピークを迎えていました。それが、ウォークマットⅡを踏むようになって2週間、夜目が覚めてもすぐにまた眠れるようになり、更には夜中に目が覚めることも無くなっていきました。

■官足法に行き当たる

 きっかけは今年の1月、たまたま官有謀先生の『足の汚れが万病の原因だった』を読んだことです。もともと朝の目覚めがつらくてハーブティーを勉強。でもハーブティーだけではだめなのかな、といろいろ方法を探しはじめていました。また長年の肩こり腰痛から毎日マッサージ機を使い、マッサージのお店にもよく行っていましたが、それで身体が良くなったと感じたことはなく、一時的なものと感じていました。ところが、いろいろ探して行き当たった官足法はそれとは全く違っていました。痛いほどもむことも初めてなら、それが血液に関係していることも知りませんでしたから。

■肩こり腰痛がスッキリと

 ウォークマットを踏み始めてからの変化は他にも。一週間経ったころ、長年の肩こりがかつてないほど痛くなったのです。その痛みは一ヶ月くらい続き、そしていつのまにか良くなっていました。気づいたら肩の痛みに気を取られているあいだ忘れていた腰痛も一緒に良くなっていました。身体がいつもより軽く感じられ、体調が少しずつ改善されているように思います。

■官足法を学びたい

 2月には大阪の梅田にある薬日本堂漢方スクール大阪校の官足法セミナー(森なおみ指導員・浜崎ふく子特別講師 毎月開催)に参加しました。とても興味深く、痛いのですが後ですっきりしてとても良かったです。多くの方に官足法を知ってもらいたい、そして自分自身も学びたい、と思っています。

びっこを引く股関節の痛みが官足法で治った!

S.H.(45歳 神奈川県)

◆突然の痛み

 始まりは約2年前。朝起きて布団から立ち上がり歩き出そうとしたら右の股関節が上手く動かず、何か引っかかる様な感じと痛みが同時にあって思わず「痛ッ」と手を当てて立ち止まってしまったのでした。

違和感を確かめるように股関節をゆっくり回してみると一定のところで痛みがあり、「すぐに治療院へ行かないとな」と定期的に通ってきた鍼灸整骨院へ行くことを決めていました。

◆治療法を探す

そこは以前から通っていて、当時悩んでいた坐骨神経痛による足の痺れを取ってくれたりと私にとってとても信頼のおける治療院です。ただ今回は一向に良くならず逆に痛みは増して軽いびっこを引かないと歩けないようになっていきました。早く良くならないかとマッサージに変えてみたりと試行錯誤し、何が原因なのかと整形外科に行きレントゲンでも異常なしと言われましたが、その整形外科の先生に「変形性股関節症突発性大腿骨頭壊死症などの可能性があるかもね」と大きな病院を紹介されました。帰って病気を調べるとどちらも大手術をしないといけない大きな病気と知り不安になりました。このままではいけないと、股関節の痛みに詳しい専門の治療院や病院を調べると、痛みを無くす治療を得意とするクリニックが見つかり早速受診しました。「やっぱり股関節に変形が少し見られるね。」と言われ、手術するような方向で話が進みそうで一層不安が増していきました。

◆自分で治すしかない

 諦めかけていた時にちょうど妻がやっていたのが官足法でした。妻は少し前に体調を崩したのをきっかけに官足法を始めていたので赤棒などのグッズが家にありました。「足ツボ凄いよ!」とは妻からたくさん聞いていましたが、さすがに私の痛みはツボ押ししたところで治らないだろうと正直たかをくくっていました。しかし手術は何とか回避したい、なんとか方法はないものかと散々模索してきてたどり着いたのが「自分でやるしかない!」でした。

妻が「押すと治るよ」と反射区を教えてくれたので赤棒を股関節の反射区にグリグリと圧し潰すように刺し込みました。痛いけれど暇さえあればグリグリ。本当に困っていたので、「なんとか治れ~!」と藁をも掴む気持ちだったかもしれません。すぐに薄皮はめくれてヒリヒリ痛みはありましたがもみ続けました。股関節の反射区のくるぶしは腫れあがり痣になりました。それでも、腫れ上がったところに赤棒を差し込み続けました。

するとある日パンッと腫れていた部分がブヨブヨといった質感になり何か変化した感覚がありました。更に痛みに耐えながらブヨブヨしているのをすり潰すように続け、一ヶ月くらいやり続けた時にはブヨブヨは無くなってくるぶし周りの腫れが無くなりスッキリとした見た目になりました。それと同時に普通に歩けるようになり、運動も問題なく出来るようになっていました。

これは間違いなく官足法の効果だと、本当に感動したのを覚えています。あれほど“手術しないと治らない”みたいな事があったのに治ってしまったどころか、自分で治せてしまったという体験は治療に対する常識を根本から考え直すきっかけになりました。

◆からだは自分で治せる

その後官足法の本を読んで理論に触れてみて、自分の身体の異常を自分で知ることができて、更に治したりできるのは素晴らしいなと思いましたし、その知識で家族の健康維持や更には周りの同じように悩んで迷走している人に何か出来たら素晴らしい事だと思います。

腎臓の検査数値が基準値に! 子宮筋腫が小さく、耳鳴り、花粉症が無くなり、運転免許も眼鏡なしに!

K.A.(60代 埼玉県)

 毎月一回官足法指導員の大谷恵子先生のホームセミナーに通っています。毎回参加者は近況を報告し合いますが、私の成果をお話するといつも感心されます。といっても特にがんばっているというわけでもありません。官足法グッズは一通り揃えていて、家ではウォークマットを時々踏み、普段はジムのメニューの合間に、持って行ったグリグリ棒や赤棒を使って足をもんでいるくらいです。

元々母方の家系に腎臓が弱い人が多く、母も77歳で慢性腎臓病となり、人工透析の末亡くなりましたので、歳をとっていけば自分もいずれ腎臓病になるのではないか、という不安が常にありました。実際年に二回受けている健康診断で、腎臓の濾過機能を計る検査数値の一つ、クレアチニン値は基準値を少し上回る結果がずっと続いていました。

だから、8年前友人に誘われて行った大谷先生のセミナーで腎臓の大切さを知り、腎臓の反射区をしっかりもむことで全身の健康に影響を与えることができると聞いた時には感銘を受けました。腎臓は病気になってしまったらもう終わりだと知っていましたから。

毎年3月に人間ドック、9月に健康診断を受けていますが、官足法を始めて三か月後の9月に受けた健康診断で変化がありました。初めてクレアチニン値が基準値になったのです。その後今まで8年の間ずっと基準値をキープしています。他には何も目新しいことをやっていなかったので、これは官足法を始めたからだと思います。

そういえば、平成19年に脳ドックを受け、首の血管に細くなっているところがあると言われ、それ以来ずっと血液サラサラの薬が出ていました。「いつまで飲めば?」と疑問に思い3、4年前に聞いてみると「もう一度MRIをやりますか」と。その結果「血管が普通になっていますね。もう飲む必要はないですね。」と言われました。

官足法を始めてからの変化は他にも。一時5cmを越えて手術を勧められた子宮筋腫は閉経後、経過観察になっていましたが、足もみを始めてから2cmになり、良性だし経過観察も不要と通院しなくてよくなりました。先生に言われて踵をウォークマットに打ち付けていた効果でしょうか。

また、40代でメニエール病で入院し、その後も耳鳴りがありましたがそれも無くなり、50代で花粉症を発症し毎年通院していましたが足もみを始めたら良くなり、免許更新の時の「眼鏡等使用」欄のチェックが外されて裸眼で運転できるようになりました。特に目を意識して足をもんだ覚えはないのですが、レッスンのときに満遍なくやっていたので良くなったのかなぁ、と思います。

病院の都合で今年は1月になった人間ドックでは「100%健康体です。」といわれました。これからもジム通いと毎月一回の大谷先生のホームセミナーを欠かさずに、元気でいたいと思っています。

月一回のホームセミナーでウォークマットなどを実習 毎日踏むことを心がけ、膝、腰の痛みが無くなった!

J.S. 55歳 埼玉県

四年前の私は腰痛としゃがんだ時に襲われる膝の痛みを感じることがあり鍼治療に通ったりしていました。そんなある日、知り合いのカフェで官足法ワークショップに参加。すぐに「これいい!」と思い、指導されていた官足法指導員の大谷恵子先生に「人数を集めたら家に来てもらえますか?」とお願いしました。

自分のこともさりながら私には気になっている友人がいて、その人にやってもらいたいと思ったのです。我が家での第一回目のセミナー、「血糖値が高くて来月の検査で値が高かったらインシュリンを打たなきゃいけなくなる。」そう言っていた彼女は検査を無事通過。今も毎月元気に参加してくれています。

ほぼ毎月一回の我が家でのセミナーはコロナ禍の中でも続き、ZOOMの時もありましたが、今はまた私の家でやって頂いています。自宅のコミュニティで広まり参加者も10名を超えました。コロナ対策のため午前午後の二部制にしています。一回二時間からそれ以上になることもありますが、みんなでお話しながらじっくり時間をかけて一通り足全体をもんでいくとあっという間に過ぎてしまう楽しい時間です。

腰が悪い母も毎回参加。若い時から骨の一部が潰れていて具合が悪くなると寝込むのですが、今は以前と違い寝ながらでも「これいいわ」で自分の足をもんでいます。自分で出来ることがあることで気持ちも前向きになってくれていることが何より嬉しい変化です。

私自身は、普段は洗面所と台所に置いてあるウォークマットⅡを、ドライヤーで髪を乾かす時やごはんを作る時に踏んでいます。最初は痛くてバスタオルを敷いていたのですが、毎日踏んでいるので今は裸足で乗ってもそんなに痛くありません。膝の痛みはすっかりなくなり、鍼治療にももう三年ほど行っていません。

恵子先生には本当に感謝しています。自分と家族、友人たちのため、これからもずっとこのホームセミナーを続けていきたいと思っています。

腰椎すべり症が改善!記憶力が良くなった!

上嶋美恵子(奈良県 68歳)

 特に悪いところもなく過ごして来ましたが4、5年前からお尻や太股の裏が痺れるようになりました。腰椎すべり症です。5~10分歩いたら休憩しないと歩くことができません。病院の薬でもよくならず、ジムも整体も効果がありませんでした。このまま歩けなくなるのではないか、子どもに迷惑はかけたくない、と思っていました。

 今年5月、カルチャースクールで官足法指導員の川村建代先生の教室を知り、一か月に一度参加するようになりました。ウォークマットⅡと赤棒、グリグリ棒を購入、家でも毎日一時間はやっています。最初はすごく痛かったのですが今はそれほどではなくなりました。駐車場から5階にエスカレーターで上がるのが辛かったけれどそれもありません。二か月ほど前、娘に「あれっ?お母さん歩き方がようなったね。どうなるかと思ってたよ。」と言われました。続けて歩ける時間もだいぶ延びていて、これからが楽しみです。

 記憶力も良くなっているようです。出来る限り仕事を続けたいので、ずっとやっていこうと思っています。

メニエール病、静脈瘤の痛みを克服、風邪知らずに!

Y.M.(43歳 兵庫県)

◆メニエール病

私には官足法で克服できた症状がいくつかあるのですが、その中でも特に喜んでいる物が2つあります。

先ず一つ目はメニエール病です。5、6年前から疲れが溜まるとメニエールになり、耳鳴りやめまい、頭痛などに苦しんでいました。メニエールになる前兆は換気扇やドライヤーの音が耳の奥に響いて痛いのですぐにわかります。ひどくなると耳鼻科で何とも言えない不味い液体の薬をもらい、量も多いその薬を飲み干すのが常でした。

その日も前日から耳に違和感がありそうな予感がしたので病院に行こうと思っていた矢先、友人から誘ってもらい、官足法の教室に初めて参加しました。官足法指導員の高原里美先生に足を見ていただくと先生もびっくりされるほど私の足の耳の反射区が膨れて硬くなっていました。家に帰ってからも教えてもらったように一生懸命揉み続けていると4時間も経った夜、耳の奥の痛みが無くなって耳鳴りも消えていました。冷たかった足もポカポカして「官足法ってすごい!」と感激したのを覚えています。

それからすぐにウォークマットⅡ、赤棒、「これいいわ」などを購入して教室に毎回参加しました。今ではメニエールになりそうになるといつもより念入りにウォークマットを踏んで耳の反射区を強めにもむと症状はすぐになくなります。

◆下肢静脈瘤とウォークマット

二つ目は下肢静脈瘤です。若い時からふくらはぎの血管が膨れがちで着圧ソックスを履いていましたが、二人目を出産してからひどくなり一度手術しました。手術後それまでのような夜も痛くて眠れないほどの痛みはなくなったものの、生理中は脚がだるく浮腫みます。脚の付け根の違和感や痛み、新たな静脈瘤も年齢を増すごとに増えていました。「こんなもんだろう」と思っていましたが、教室に参加するようになって年月が経ってくると静脈瘤独特のだるさを感じる日が少なくなっていることに気が付きました。赤棒などで脚部ももみますが、ウォークマットを踏むと調子が良く、サボっていると脚の付け根に違和感や痛みを感じ血管もボコボコしてくるので、二日と開けることが無いように踏んでいます。週に5~6回、朝はウォークマットを踏んで一日をスタート、昼も踏み、夜は入浴後特にやりたいところを中心に足をもみ、家族の足をもむことも…。テレビを観ながら一時間くらいウォークマットを踏んでいることもあります。毎日気楽にウォークマットを踏んでいることが下肢静脈瘤には効果てきめんになっているんだと実感しています。

◆風邪をひかなくなった

また、子供の頃から毎年10月の肌寒い時期になると、必ず風邪をひき咳き込んで声が出なくなり病院に行き、ひどいと抗生物質を飲むということをずっと繰り返してきましたが、官足法を始めてからはピタッと風邪をひかなくなり病院にかかることがなくなりました。トローチ、喉スプレーなどといった類のものも全く買わずに済んでいます。

学んで備え、みんなで元気に

腰痛、頭痛など官足法でよくなった症状は他にもいくつもあり、官足法と高原先生には心から感謝しています。お陰で今は元気いっぱいですが、今の課題は目です。視力の低下や痒みなど、これから官足法で良くしていきたいと思っています。しっかり学んで備え、また友人、知人にも官足法で元気になれる素晴らしさを知ってもらいたいと思っています。

 

冷え性、不眠症、足の痺れが改善  捻じれた体が戻っていく…

     R.M.(45歳 埼玉県)

■硬いからだ

幼稚園の頃、体操で骨盤がずれて癖になりました。それからなるべく体を動かさないようにしていたので、股関節の可動域が30%と言われたこともあります。10歳前後でお姉さん座りが片方しか出来ず、また走るときは肘を後ろに引くことが出来ないので横に振るようにしていました。そんな体だったからかいつも手足は氷のように冷たく、疲れやすくて立っていることが苦痛でした。股関節が開かないので親指に体重をかけられず、かかとで歩くようにしていました。

ご飯が少量しか食べられないのが悩みの種でしたが、思い切って近くのジムでフィットネスをするようになって改善。そのジムで官足法と出会いました。体の辛いことはまだまだいろいろありました。

■30分のオンライン講座で元気に!

例えば若い時にしたひどい捻挫が治りきらないままで、骨盤・股関節の歪みと相俟って長くは歩けないようになってしまい、夫が私のために福祉車両の購入を検討していたほどでした。官足法指導員の渡辺和江先生のオンライン講座は週一回30分でしたが、学んだことを一週間続けていると元気になって来るのがわかりました。昨年12月に2回受講。1月には到底できそうにないと思っていた念願の引っ越しが出来ました。

■足の痺れ、不眠症、冷えが改善

そこで2月からはオンライン講座受講を本格的に始めました。すると坐骨神経痛の足の痺れが取れてきて、骨盤まわりが柔らかくなってきました。不眠症で、いつもは布団に入って横になっているだけだったのが徐々に眠れる時間が多くなり、今はよく眠れるようになりました。官足法をがんばったときは特によく眠れるのを感じています。4月ごろには冷えが劇的に改善しました。それでも6月半ばにはふくらはぎは温かいのに足先だけ冷たいという状態になり、全体的に押し方が弱くなっていたのだと反省しました。

■希望の光

5月から受け始めた白箸正代指導員のプライベートレッスンでの気づきもあり、巻き爪も良くなってきましたし、太ももの内側がとても硬かったのをようやく押せるようにもなりました。足の親指に重心をかけることが出来るようになり、これまでずっと親指が硬かったこともわかりました。

思い通りにならない体が当たり前だった私にとって、官足法は希望の光になりました。これからもがんばって足をもんで親指を柔らかくし、骨ではないと言われた埋もれたくるぶしまわりをすっきり出来るよう頑張りたいと思います。

大腸がん克服記 **がんが教えてくれたこと**

官足法指導員 南 尚志(鹿児島県)

 

<潰瘍性大腸炎性の大腸がん>

潰瘍性大腸炎と診断されてから約2年8ヶ月目の昨年4月15日、そう診断されました。

ステージは1か2とのこと。ただし、潰瘍性大腸炎性のがんはどこに根っこがあるかわからないので大腸全摘がゴールドスタンダードだとの説明を受けました。

手術は2回、1回目で大腸の摘出をして一時的に人工肛門にし、しばらく間をあけて2回目の手術で小腸と肛門をつなぐとのこと。

病名の音の通り、頭の中は「ガーーーーーン!」です。

足もみを始めてから、三大療法に頼らない治療の知識も多少得ていたので、「足もみ中心に、自分の免疫力でなんとかしたい。標準治療は最終手段にしたい。」と思い、「病院には、体の中のモニタリングでお世話になりたい」と考えました。ステージ1か2なので、今のままの治療を続けることができないか相談しましたが、以下の理由で手術を勧められました。

・昨年なかったがんが今年2~3cmにまで大きくなっている。

・潰瘍性大腸炎性のがんはどこに根っこがあって、どこから出てくるかわからない。

・転移についても予測不能で進行が速い。

・うちの病院では5mmのがんで翌年亡くなった方もいる。

・手術をしなければ来年生きていないかも

標準治療を拒否して亡くなった芸能人の方などを例に出され、とにかく早く手術を受けることを勧められました。

「手術しないと余命1年あるかないかっていう余命宣告なのか?」とドキドキしましたが、がんが発覚した内視鏡検査の時に1年前よりずいぶんと綺麗になった大腸の様子を自分でも見ていたので、潰瘍性大腸炎の発病後一番調子がよく、ここまで回復してくれた大腸を全摘することに納得がいきませんでした。「潰瘍性大腸炎はかなり良くなっているように見えますが、それでも全摘の必要がありますか」と尋ねると、「潰瘍性大腸炎は確かにだいぶ良くなっている。でもがんがあるから全摘。」とのこと。足もみなどで回復させる時間が欲しくて粘り、入院前に転移などを調べるための検査や腫瘍マーカーの検査はしないのか問いかけると、「手術のための入院をしたら調べてあげる。」という答えが返ってきました。

<セカンドオピニオン>

それならばとセカンドオピニオンで時間を稼ぐことにし、2カ月ほどかけて6件の病院で7人の医師と、遺伝子治療のコーディネーター1人と話をして病院との関わり方を考えました。6件の病院は西洋医学系の病院が3件、統合医療系の病院が3件でした。西洋医学系の病院1件と統合医療系の病院の2件は県外の病院を受診しました。

セカンドオピニオン巡りは、最初に訪れた統合医療の先生から、「治療方針を決めるために36件の病院を回っているうちにがんが消えた人がいて、「36人の医師全員言うことが違っていた」という話もあるから、いろんな病院を回ってみたら?」というアドバイスから始まりました。

<反省と治し方のイメージ>

セカンドオピニオン巡りを始めるにあたり、まずは生活を振り返りました。うつ病から回復した後の私は足もみを人に伝えるときには「回復をストレスが上回ると病気になる。」と説明しているくせに、「足をもんでいるから大丈夫!」と過信し、自分がストレスフルな暮らしをしていたことを反省しました。

それから、手術以外のがん治療の知識を得るためにいろんな医師の本を読み、インターネットを検索して、自分なりの「こうやって治したい」というイメージを作り上げました。

官足法でもよくお名前を聞く安保徹先生の「がんはストレスによって活性酸素が増えてしまった体内で嫌気的(酸素が少ない)環境に適応するために(酸素を必要としない)解糖系によるエネルギー生産を行う先祖返りした細胞」という説が自分にとって一番信頼できました。

「ならば、がんができる暮らしの逆のことをすれば、がん細胞は役目を終えて消えるか、または普通の細胞に戻ってくれるのではないか。」というのが私の出したがんの治し方のイメージです。「血流を整え、体を温め、体に良いものを食べ、よく眠り、不安を取り除く。」という副交感神経を優位にする暮らし方が治療だと考えました。官足法で教わってきたことそのままです。

このイメージと合う病院を探しに行きました。

<西洋医学系の治療法>

西洋医学系の病院では、とにかく手術を勧められ、自分で調べて治療の選択肢として考えていた温熱療法について科学的根拠がないと否定されました。発がんの原因と潰瘍性大腸炎の原因については「原因がわからないから潰瘍性大腸炎は難病で、そこからできたがんは摘出するのが唯一の根治治療で、一生薬を飲み続けることが必要」というのが共通した見解でした。西洋医学系の病院は規模が大きく施設が整っていますが、治療法が限定的で体への負担が大きい治療法ばかりでした。また、医師と話していて不安を煽られる印象を受けました。

そもそも「大腸を摘出することを根治とは言わないだろう。」と感じたため、受診を止めました。嫌な気持ちにもなりましたが、本で読んで知っていた患者さんが診察で辛い思いをする体験を身をもって味わうという貴重な体験ができました。

遺伝子治療のコーディネーターとは、代替医療で行われているビタミンC点滴療法やオゾン療法、免疫療法などについてと、遺伝子治療の違いなどを教えてもらいました。

1クール6回の点滴で200万円ほどかかり、1クールで治るかわからないという庶民には経済的リスクの高い治療だったので選択しませんでしたが、良い勉強になりました。

<免疫力を高める生活>

統合医療系の病院では、生活スタイルなどを細かく聞かれ、原因や今後の対応を相談するという感覚の診察でした。まず原因を取り除いたうえで免疫力を高める治療を行っていくことが望ましいというのが訪問した統合医療系の病院のスタンスでした。最終的にお世話になっている病院では、「進行が速いなら、検査をしてからの2カ月でがんが大きくなっているはずだから確認しておきたい。」という希望を聞いてもらい、もう一度検査から始めてもらいました。それまでの二か月強の間は、自分のイメージに従い、食事に気を付け、定時に仕事を切り上げさせてもらい、入浴時間を長くとり、家庭でできる温熱療法を取り入れ、睡眠時間を確保し、足もみを強化していました。併せて「病気は生き方を見直すきっかけ」と官足法指導員講習で教わったのを思い出し、「無理させてごめんね。がんという形でそれを教えてくれてありがとう。」と、寝る前に大腸の患部を擦って話しかけることをやってみました。

<良性腫瘍になる>

検査の結果は「がんの一歩手前の良性腫瘍」。潰瘍性大腸炎も寛解という診断が出ました。内視鏡検査中、その場にいた方々の「これで全摘と言われてもねぇ…。」という言葉に「遠くまで来てよかった。」とホッとしました。

医師から「良性になったとはいえ、油断するとがん化するから気を付けてね。部分摘出もできるけど、どうするかは自分で決めていいよ。」と言われ、迷わず「切りません。」と答え、それから自分の免疫力を高める治療が始まりました。

<病気を治すのは患者自身>

診察を受けている病院の先生は、ご自身が潰瘍性大腸炎で4度の入院を経験し、西洋医学に頼らない治し方を研究されてきた方で、23年間再燃をせず、難病指定からも外れたとのことで、免疫学の安保徹先生の理論を基に診療をされています。患者の苦しみを御存じなので、同じ目線で話せる点が他の病院とは違いました。

いろいろと話をさせていただく中で「自分らしい生き方をするといいよ」というアドバイスをいただきました。「病気を治すのは医者じゃなく患者さん自身だよ」という言葉に共感し、「(もし悪くなったとしても)この先生が全摘するしかないというなら切ろう。」と思えたので、通っています。治療というよりも、足もみにも生かせる様々なことを自分の体を通して勉強させてもらっている感覚です。

<病院での治療>

昨年から病院で受けてきた治療は以下の3つです。

 ◎交感神経の抑制により視床下部の血流を増大するための注射

 ◎近赤外線治療や電子治療の理学療法(どちらも血流促進が目的)

  • ハイパーサーミア(温熱療法)

 (◎:県外の病院   ●:県内の病院)

※処方されている薬はありません。

免疫力の状態は血液検査でモニタリングしています。私は交感神経優位のため、副交感神経の活性を高めていく治療の効果を確認します。リンパ球の割合が35%~40%、リンパ球実数が2000~3000を目標に治療をしてきました。血液検査で特に注目しているのは以下の項目です。

・白血球数・赤血球数

・血液像(好中球・リンパ球などの割合)

・計算で求めたリンパ球の実数

・CRP

・腫瘍マーカー

・アディポネクチン

・ケトン体

・セロトニン

<自律神経と免疫力>

自分ががんという命と向き合う病気になってみて、恐怖感が人の体をこわばらせてしまうということを体感しました。

「来年生きていないかも。」と言われ、呼吸が浅くなりました。深呼吸をしても空気が入ってこない感覚です。これは調べてみると交感神経が優位になっていたためです。ある日散歩をしていて、何気ない景色に感動した瞬間があって、「日常って本当にありがたいんだなぁ。」と感じたことがありました。その頃から少し呼吸が深くなったのを感じました。良性化したと聞いた時に元通りに呼吸できた気がします。

また、普段だと暗くないと眠れないのに、暗いと恐怖を感じていました。

人間の心理が免疫力に影響するというのは実際に血液検査にも出てきて、リンパ球の割合が、がんと言われて「全摘しか手段がない」と言われた頃はリンパ球が10%代しかありませんでしたが、最近は33%程度になることもあります。25~30%台で推移していた頃に「全摘しかない。」と言われた病院で人間ドックを受けたのですが、その時は突然10%台までリンパ球が減りました。翌月にはまた25~30%台に戻りました。「病は気から」とはよく言ったものです。

人の自律神経は感情に左右され、それによって免疫が左右されるという体験をできました。

<官足法と病気の患部>

足もみでは、がんと診断されてすぐに官足法を教わった浜崎ふく子先生に相談しました。

ウォークマットⅡを強く深く踏むこと、血流や大腸の便の流れを意識して足をもむこと、脾臓やリンパの反射区をよくもむことなどのアドバイスをもらい、足をもみました。

また、陰陽五行の陰と陽の関係、相生・相克のことも考えながら足をもみました。大腸の病気ですが、不思議なことに相克に当たる肺の反射区付近が悶々としてもむように促されることが増えています。

改めて官足法ってすごいなと思ったことがあります。潰瘍性大腸炎やがんのある場所がしっかりわかります。内視鏡検査で炎症が見つかったり、がんが見つかったときに、それが炎症か、がんなのかまではわかりませんでしたが、お医者さんから指摘される前に「炎症がある場所はココじゃないですか?」と示すことができました。

<言葉の大切さ>

命と向き合う恐怖や不安、かける言葉で人の体調が変わってしまうことを身をもって体験させてもらいました。お医者さんや医療関係の人からもいろいろ教わり、同じような病気に苦しむ患者さんとの交流の中で教わったりすることができました。

だから今はがんという病気を経験させてもらって本当に良かったと思っています。

<うつ病にも感謝>

私が官足法と出会うきっかけは10年ほど前のうつ病でした。うつ病になっていなかったら、全摘と言われたときに、考えもせず大腸を摘出していたことでしょう。

うつ病になって、浜崎先生から官足法を教わり、指導員になることを勧められたころに「すべてのことに意味がある。繋がっている。」と言われたことを思い出します。

「うつ病になっていなかったら」、「浜崎先生に出会って官足法を知らなかったら」、「姉が浜崎先生を紹介いてくれていなかったら」、「安保徹先生の理論を知らなかったら」、「潰瘍性大腸炎になって今お世話になっている先生の本を読んでいなかったら」、「コロナで緊急事態宣言が出ている中県外の病院へ行くことを許してくれる家族がいなかったら・・・」、いろんなことが繋がってくれたおかげで、今自分がここにいる…。不思議でありがたいことだと思います。

<がんが消える>

今年6月に受けた内視鏡検査で、2~3センチあったがんの姿は消え、病理検査の結果でもがんは確認されませんでした。がんは役目を終えてくれたようです。

再びがんが活躍しないといけない場を作らないように気を付けて過ごしていこうと思います。

<「大丈夫や!」に救われて>

うつ病で浜崎先生に足をもんでもらっていた頃、もちろん足もみも教えてもらっていましたが、先生の「大丈夫や!」の一言を言ってもらうために通っていた気がします。

今回も昨年がんが良性になったときに「もう大丈夫や!」と言ってもらって体がとても軽くなりました。

私も、健康について不安になった方が「大丈夫」と言われて安心できる人になるために、これからも楽しみながら学び、痛くても怒らない方に足もみを伝えていきたいと思います。

※病院の名前やお医者さんの名前は割愛させていただきました。人と人とのことですから相性もあると思います。西洋医学や医療コーディネーター、統合医療のイメージは私の主観と私が行ったことのある病院に限られたものです。