官事務所の窓

エコバッグ

大柄な男性が短パンにサンダル履きで颯爽と歩いている。

肩にかけたオレンジ色のエコバッグから長ネギが顔を覗かせているのを

かっこいい、と思う。

そのひとの後方には若いカップル。

男の子がスーパーの白い袋をぶら下げている。

それはそれで健気なんだけれど。

時代は知らず知らずのうちに自分の中にも染み込んで

そんな風に感じるようになっていた、ということに、ビックリ。

最近忘れていたエコバッグを、今は持ち歩いている。