感染対策・予防にも、指をももう
揉む、と書きづらいのには意味がある。
官足法の「揉む」はマッサージではなく「推す」に近いからだ。
「推す」とは、私のイメージでは接している面の奥に向かって力を届けるような感じである。
足指にクリームをつけて滑りを良くし、推した深さをキープしながら短い距離でグリグリ棒を動かす。あるいは留まり、なるべく深く推し、王冠突起を傾け、少しだけ回してみる。
そうすれば老廃物が溜まっているところはニキニキ、ブチブチといった感触で潰れていくのがわかる。
潰れれば潰れた分の老廃物は毛細血管に吸収され、静脈やリンパ管に入って流れてゆき、順調に上半身まで遡上できれば腎臓に運ばれて尿となる。
指はそれが短時間でよくわかるところでもある。
小さいけれど力持ち。
足が冷えて眠れない時、喉がおかしいと感じた時など、どんな時も強い味方だ。
丁寧に隈なくしっかりと推してみよう。
骨を掃除するようなつもりで。
ちゃんと出来れば、足がすぐに暖かくなる。
それだけではない。
自律神経を整え、免疫力を上げて、コロナウイルスなど喉や鼻からの感染を水際で防ぐ。
親指の腹は王冠突起の反対側、ロケットの頭のような先を使って深く、親指のそれ以外の場所と第二指から小指までの全ての足指は王冠突起で付け根から爪先まで、甲側、裏側、両側面、両斜め上、両斜め下と、
よおく、もんでおこう。
今日も明日も元気に過ごせるように。