官事務所の窓

青年の主張

「青年の主張」は毎年恒例の、NHKによる志ある若者の弁論大会だが、

昨年の11月に行われたその様子を再放送で見た。

青年と言っても最近は若年化しているのか、10代前半の人もいる。

自分をいじめた人達の心の中を「親に好きなことをさせてもらえないストレスから」と慮ったり、

コロナで学校に行けなくなったことで「あんなに嫌だった学校が嫌なだけじゃない、少しだけ愛おしいものになった」と。「嫌なことも含めて様々な矛盾の中で生きていくことに、もしかしたら意味があるんじゃないか」と思うようになったという高校生…。

あり得ないほどのスピードで進化してゆく情報社会は

子どもの成長を速め、澄んだ瞳に豊富な知識と手段を持った人間も作り出しているようだ。

大人が子供に、若い人々にこそ学ぶ時代が来ているのかもしれない、

と思う今日この頃なのである。