官事務所の窓

スローショッピング

財布の中身と欲しい物を頭の中で並べてみる

新しい商品を見つけたり、いつものものに安心したり、

あれやこれや考えながら買い物をするのは

何気ない日常の楽しみのひとつだ。

認知症の人達にその楽しみを味わってもらおうと

サポートする試みが岩手県で始まっているという。

一人に一人、サポートする人が寄り添ってその人の話し相手になりながら

買い物のお手伝いをする。

あくまでも決めるのはご本人。

大事なのは目を見て話すことという。

認知症でなくても利用できるこのサービスを一人暮らしの老人も使っている。

買い物の後のおしゃべりがまた楽しい。

全国で500万人を超えた認知症患者、5年後には700万人(65歳以上の5人に1人)と予想されているそうだ。

そのどちら側に居るにしても、お互いを尊重し支え合っていけたらどんなに素敵なことだろう。