官事務所の窓

雨を聴く

猛暑の中、一転空が掻き曇り、雷の音が轟いている。

「危険な暑さ」に晒されている日々には、通り雨も嬉しい。

標題の言葉は、ある画廊で見かけた瀟洒な掛軸にあったもの。

茅屋に坐り机と硯…、雨が降っている絵が添えられていた。

お盆休みも遠出することは憚られ、家で過ごす夏。

しばし日頃の日常を忘れ、雨の音に心を傾ける。