ヒトの先輩
ヒトが二本足で歩く猿人として現れたのが大体400万年前から300万年前だそうだ。
石器を使うヒトになったのは200万年前。
その後氷河期を経て50万年前には火を使うようになった。
今に続くヒトの祖先は20万年前に現れた。
というとものすごく悠久の歴史のようだが、
あの台所の嫌われ者、ゴキブリは鼻で嗤うだろう。
彼らは3億年も生きて来たのだから。
そしてウイルスなどの微生物に至っては40億年前から生きて来たというではないか。
謙虚な気持ちで彼らを穏やかに受け入れ、穏やかに見送ることは出来ないものか。
数多くの菌類は人間を含む様々な生物と共生し、住み分けて平和に生きている。
手洗い、うがいの徹底や、密室・密集・密接を避けるなど、以前より遥かに賢くなった私たちは
彼らの爆発的増加を抑え、より穏やかに、これまでもいたありふれたウイルスの一つとして処遇することが出来るようになるかもしれない。
ましてや私たちは少なくとも官足法で自分の身を守る術を知っている。
恐れず、守るべきことを守り、やるべきことをやり、ヒトとして強くなりたいものだ。