官事務所の窓

1月15日

 

親戚に可愛らしい女の赤ちゃんが生まれた。

可愛いだけではない。

時々難しい顔をして、何やらこの世に生まれて来たことを考え深げに味わっているかのようである。

もうあと3年もすれば家族の空気を感じて気を使ったりもするようになるかもしれない。

10年もすれば学校で悩むことだってあるだろう。

やりたいことが出来、好きな人も出来るだろう。

そしていつしか歳を取り隣で寝ている連れ合いが今朝も息をしてるかなと、確かめたくなる日々が来たりして。

それらの日々の大部分を輝く瞳に映せるように、幸せが内側からこんこんと湧き出ずるように、

いずみちゃん、あなたの幸せを祈る。