官事務所の窓

所長からのメッセージ

平成19年3月1日
3月になりました。時々寒い日はあるものの確実に春の足音が近づいて来ています。今年は暖冬で春の訪れも早くなり、桜の開花予想も例年より早いようです。今年が特別なのか、来年も同じような暖冬になるのか、今のところまだ分かりません。しかし、大きな流れとして地球が温暖化しているのは誰も否定できません。21世紀末には北極の氷が全部溶けて海面が60㎝上昇するというような予測もあるようですが、そこまでの過程の中でどのようなことが起こるのか実は誰も的確に予測できていません。ということは考えられないようなことが次々に起こる可能性があるということです。現在、温帯に属する日本がいつの日からか熱帯になったとしたら一体動植物はどうなるのでしょうか。その前に日本人はどうやって生き延びていくのか。子供や孫の世代のことを思うと安閑としていられない気持ちになります。人間の健康を考える立場にいながらも、地球の健康こそおろそかにしてはいけないと強く感じる此の頃です。
平成19年2月13日
2月といえば一年のうちで一番寒いはずですが、今年は暖冬とやらでそれらしき日は全くやって来ません。暖かい日が続けば確かに過ごしやすいのですが、果たしてこれでいいのでしょうか。21世紀末には北極の氷が全部溶けて海面が60㎝ほど上昇するという専門家の予測が出ているようですが、素人の感覚で言えばそんなに生易しいものではないような気がします。その予測が早まるかどうかは別にして、そこまで至る過程の中で人類にとってとても厳しい試練が待っているのではないかと思えるのです。例えば、日本は今現在温帯ですが、このまま温暖化が進めばいずれ熱帯になるでしょう。今現在熱帯の地域は更に暑くなるのではないか。そうなれば生態系も当然変わります。今から予測できないことが次々起こる可能性があります。そのとき人類は果たして上手く対処できるのでしょうか。悲観的になる必要はないという意見もあるかも知れませんが、気になる暖冬ではあります。
平成19年2月2日
年が明けてからバタバタしているうちにもう2月になってしまいました。時の経つのは本当に速いものです。ぼんやりしていたらすぐに春が来て、夏が来る。そして秋になったらもう来年のことを考えなければならない。そんなことを30回繰り返したら30年経ったことになります。つまり30歳年を取る。当然ながら子供だった人は中年になり、中年だった人は老年になり、老年だった人はほとんどの人がもうこの世にいないでしょう。このことをどれだけの人が現実味を持って考えられるだろうか。
今、少しだけ売れている本に「自分が死なないと思っている人へ」があります。解剖学者の養老孟司先生の著書です。各地での講演をまとめたものですが、その中に、現代人は死を病院へ遠ざけ、日常からなくしてしまっている。つまり「自分は死なないと思っている」と述べています。時の流れの速さに翻弄されながら、ふと養老先生の本のことを思い出しました。
平成18年12月29日
いよいよ年の瀬も押し詰まってきました。今年一年どんな年だったのでしょうか。いい事がいっぱいあったという人もいれば、いい事は何もなかったと嘆いている人もいるかもしれません。特別にいい事もなく悪いこともなかったという人も少なくないでしょう。人間いい日、いい年ばかりは続かないし、悪い日ばかりが続くわけでもありません。ですから、有頂天になってはいけないし、悲観して落ち込む必要もありません。「人間万事塞翁が馬」という言葉もあります。
来年も自分のやるべきことを淡々とこなして生きていく事が一番ではないか、そんな事を考えつつ年の瀬を迎えています。皆様よい年をお迎えください。
平成18年12月8日
先日「官足法指導員養成講座」が終わりました。参加者の中で広島から来たMさんの経験談はとても貴重なものでした。Mさんは誰でも知っている一流企業のサラリーマンですが、昨年5月まで6年間うつ病に悩まされていたそうです。通院しながら薬も飲んでいましたが全く快復せず、出社したり休んだりの苦しい日々を送っていたところ、昨年5月友人から足もみを勧められ、一念発起実行に移したとのこと。Mさんの言葉によれば「一生懸命足をしごいた」そうです。当然痛いわけですが、それでも続けていたところだんだん体が軽く感じられるようになり、気分も晴れ晴れしてとても爽快感が出てきたとのこと。今も不安なので薬は手放せませんが、極端に落ち込むことがなくなり、会社へも普通に通って、仕事も普通にこなしているそうです。実際、今回の講座でも笑いが絶えず、最後まで楽しそうに勉強していました。通常、うつ病の人は足もみを始めても継続できずに途中で挫折する人が多いのですが、Mさんは違いました。努力の先には明るい明日があるという見本ではないでしょうか。
講座を終えて広島に帰り、2、3人の知人に「足もみ講習会」の開催を呼びかけたところ10数人の申込みがあり、思わぬ反響に一番驚いているのはご本人のようです。
平成18年10月4日
本格的な秋がやって来ました。毎日、暑い暑いと言いながらクタクタになっていた夏が嘘のようです。店先には美味しそうな果物が山のように並び、食欲の秋を象徴しています。がしかし、ほどほどにしなければ馬だけでなく、人間までもが肥えることになりそうです。
さて、この秋は官足法にとっても忙しくなって来ました。9月の初旬には富士見高原(長野)での合宿があり28名が参加しました。地元の人が企画しましたので安価で充実した合宿になり、参加者から大変喜ばれました。その後、前橋市での講習会が開催され、10月14日には大阪での講習会が計画され、11月23~25日には「指導員養成講座」が開かれるという具合で息つく暇もありません。そういえば10月1日には日帰りで八戸へ行ってきました。夕方からお酒が入り、最終の新幹線に飛び乗ってやっとの思いで家に辿り着きましたが、翌日は久しぶりに二日酔い気分。東北の人は本当に「勧め上手」でした。
平成18年9月11日
今日はあのニューヨークで起きた同時多発テロから5年目に当たる日です。5年前の同じ日、日本ではちょうど夜でした。テレビでその実況を見ていて、大変な事が起きたのだと感じたのを覚えています。以来、アメリカはアフガニスタン、イラクと戦争に突入してはみたものの、どうも泥沼に嵌まり込んでしまったようです。テロも無くなったわけではありません。これからどのように収拾していくのか、アメリカにとって頭の痛い日々が続きそうです。
さて、8日~10日まで「官足法の合宿」が八ヶ岳山麓のホテルで開催されました。下界はまだまだ残暑が厳しく、ぐったりする日々だったそうですが、現地は標高1,000mの高原でしたので極楽の日々を過ごすことができました。合宿には日帰りを含めて25名が参加。初日に体調が悪かった人が、帰りには見違えるように元気になった姿をみて、改めて官足法の凄さを実感したものです。やる気さえあれば越えられない壁など無い、というのは本当でした。
平成18年8月18日
今年は梅雨明けが遅くなり冷夏になるのではないかと心配されましたが、梅雨が明けた途端に例年どおりの暑さがやって来ました。やっぱり夏は暑いに限る、と強がりを言いたいのですが、さすがにこの暑さには参ってしまいます。しかし、街の樹木の影が幾分長くなっているところを見ると季節は確実に動いていることを実感させられます。あと少しで秋風が吹くようになり過ごしやすい季節になるのでしょう。
実は官足法も動いています。誰でも知っている超有名企業から提携の申込みがありました。その理由を聞いてみると、世の中に足もみ健康法が乱立している中で「本物だから普及する価値がある」ということでした。官先生の思いを大事にしながら、且つ世の中に受け入れられやすい形にするにはどうすればいいのか、今検討中です。
平成18年7月28日
今年もまた梅雨末期の大雨で災害が起きてしまいました。天気予報の確度はずいぶん上がったように見えますが、災害をゼロにするということはなかなか難しいようです。それでも早めの避難勧告で助かった人も多いようですので対策は進んでいると言えるでしょう。
さて、そんな梅雨もやっと西から明けてきました。関東、東北も来週には明けそうです。そんな中、実は官足法を普及している人たちが20人ほど集まる機会がありました。官足法を発展させるためにどうしたらいいかということに話が及び、まさに議論百出でした。その中で、印象的だったことは「官足法は本物である」という思いが全員の胸の中にあるということです。痛い思いをするけれども、抜群の効果を発揮するということを体験上知っています。ただ、人にうまく知らせることが下手なだけです。
それでも明るい展望があることを強く感じました。というのは各地で普及しながら実感することは、本物を探し求めている人が必ずいるということです。今後も地道に活動していく以外に方法はないと感じた一日でした。
<お知らせ>
官足法指導員養成講座を臨時に開催します。日時は11月23日~25日です。
※詳細は官事務所までお問合せください。
平成18年7月10日
梅雨明けが間近になって来ました。この時期になると例年全国各地で大雨の被害が出てくるようになります。今年も既に九州南部で被害が出ました。これからしばらくの間は要警戒といったところです。
さて、最近「官足法指導員養成講座」についての問い合わせが増えて来ました。毎年1回のペースで開催しているのですが、今年は秋に臨時で開催するべきかどうか検討しているところです。場所の確保など準備が整えば開催したいと考えています。8月までには決定できるのではないでしょうか。それにしても足もみ健康法への関心の高さにはいつも驚かされます。これからもそうした人たちの要望に沿った形で普及活動ができるように知恵を出していかなければならないと思っています。
平成18年6月9日
いよいよドイツでサッカー・ワールドカップが始まりました。4年前の日韓大会の興奮が思い出されます。今回の日本代表の実力はどんなものでしょうか。前回はベスト16まで進むことができましたが、今回も前回並みの成績は残して欲しいと願っています。せいぜいテレビで応援することにしましょう。
と言っているうちに国内では関東以南で梅雨入りです。これからしばらくの間は鬱陶しい日が続きます。体調を崩しやすい季節でもありますので十分注意が必要です。
今月は所要で鹿児島へ行きます。帰京の途中、北九州市と岡山で官足法の勉強会を開きます。興味のある方はご参加ください。
◆ 6/17(土)北九州市午後1時~4時
◆ 6/18(日)岡山市〃
費用・場所等の詳細は官事務所までお問い合わせください。
平成18年5月22日
月日はどんどん過ぎて、5月も終わろうとしています。
5/12~14には官足法指導員養成講座が開かれ11人が参加しました。3日間で官足法の理論と実技・グッズの使い方を勉強するわけですから超ハードスケジュールになります。通常は30日間ほどなければ完全に身に付かないのですが、それを3日間でこなすことは至難の業といえます。反復しなければならないところも多いのですが時間的に無理なわけですから、卒業してからが非常に大切になってきます。まして人間は忘れやすい動物ときていますから尚更です。文隆雄先生(医師)の講義(賢い患者学)も非常に面白く好評でした。
今後も年1回程度は時間がない、でも勉強はしたいという人のために開講する予定です。
平成18年4月26日
東京では桜の季節も終わり、街路には三色すみれなどいろいろな花が咲き乱れています。新緑も一日一日その色が濃くなってきて、とても爽やかな季節です。今年のゴールデンウィークは長いところで9日連休もあるとのこと。行楽地はどこも人波でいっぱいになるのでしょうか。当方は5/12~14に開催される「官足法指導員養成講座」の準備に追われて行楽どころではありませんが‥‥。
ところで、五日市剛さんの「ツキを呼ぶ魔法の言葉」が相変わらず人気を博しています。これと似たような本「宇宙を味方にする方程式」(小林正観著・致知出版・1,500円)が手に入り読むことができました。これも無条件に面白い。内容は五日市さんの本と重なる部分が多くあります。健康のこと、お金のこと、人間関係のこと、神様のことなど、宇宙の方程式を解き明かしています。わが事務所の女性職員も自腹で買い求めると言っていました。お勧めしますので是非お読みください。
平成18年3月13日
桜前線がぐんぐん北上しています。東京でも5分咲きといったところでしょうか。でも、もう満開のような風情です。今週末までが見ごろかもしれません。この季節になると何かしら心ウキウキとなるのは季節が冬から春への変わり目であり、それと同時に満開の桜を目にするからでしょうか。日本人でよかった、と妙に意識するのもこの季節です。あっという間のウキウキですが、それだけに貴重な一瞬のような気がします。
月が変われば今度は新入学・新入社の季節です。初々しい新人の晴れ姿に心からエールを送ります。
わが官足法も年1回の指導員養成講座の開催に向けて準備をしなければなりませんし、学校設立の準備もしなければなりません。あれもこれもこなさなければならないということで、頭がパンク状態ですがここは花見にでも出かけて心を落ち着けることにしましょう。
平成18年3月13日
日に日に春らしい陽気になってきました。このまま春に向かって一直線かと思いきやまだまだ寒い日もありますが、それでも季節は確実に動いています。あと少しで桜の便りも届くことでしょう。
近頃、街で目立つものは杖を突いている老人と銀行強盗風のマスク姿。それぞれ現代日本を象徴しているように見えます。つまり少子高齢化社会と花粉症大国。どちらも大きな問題です。どうすればいいのか。たまには考えてみるのもいいかも知れません。
平成18年2月22日
1月21日、安保徹先生の講演会を無事終了することができました。当日は朝から雪模様で東京都心でも10センチほどの積雪がありました。そんな中、会場には140人ほどの人が集まり主催者としても感激ひとしおでした。お忙しい中、安保先生には講演会後の食事会にも引き続き出席していただき参加者との記念撮影などにも気軽に応じていただきました。
講演会を終えてほっとする間もなく次から次に仕事が続き、所長メッセージの更新が遅くなってしまったというわけです。そうこうしている内に季節も進み、何となく日差しも春を感じさせるようになってきました。そのこと自体は皆さん嬉しいのでしょうが、同時に花粉も飛ぶ季節になり憂鬱になっている人もいるでしょう。でも大丈夫。騙されたと思って足をもんでください。コツは痛いぐらいもむこと。きっと思いがけない効果にびっくりしますよ。
平成18年1月11日
免疫学者・安保徹先生の講演会迫る。
新しい年が明けました。年末年始に掛けて大寒波が到来し、各地で記録的な大雪を記録しました。地球温暖化の影響でここ数年暖冬に慣れていた人々にとっては大きな驚きでした。これで温暖化が止まるというわけではなさそうですので、相変わらず温暖化への対策は続きます。さて、1月21日はいよいよ安保徹先生の講演会です。参加申込みも最低目標の150人を越えました。いろいろな人が声を掛け合って参加申込みをして下さいました。心から感謝する次第です。当日もし都合がよろしければご参加ください。
・日時1月21日13:00~14:30
・場所ロッテプラザ(JR錦糸町駅北口徒歩1分)
・参加費5,000円
・問合せ官事務所TEL 03-5338-6482 03-5338-6482
平成17年12月27日
いよいよ年の瀬も押し詰まってきました。今年は皆様にとってどのような年だったのでしょうか。宝くじに当たった人、車に当たった人、格別変わったことのなかった人、色々おられるのでしょうが、当ホームページを訪問された方々の中では、体調を崩された方が一番多かったのではないでしょうか。病気の人にとっては盆も正月もありません。一刻も早く治したい、元気になりたいと思うのが人情です。せっかく官足法まで辿り着いたのですから、ぜひ実行していただき来年は心身ともにすっきりした一年にして下さい。官足法は決して貴方の努力を裏切りません。そして元気になった暁には今度は「人助け」のことも考えてみてください。人が喜ぶことをすれば自分も嬉しくなります。嬉しくなれば生き甲斐を感じるようになり、毎日が充実したものになります。先ずは一歩を踏み出すことです。きっと周りの景色まで変わって見えることでしょう。
平成17年12月15日
お知らせのコーナーに人気医学博士「安保徹」先生の講演会開催のお知らせを追加致しました!是非ご覧になって下さい。
平成17年12月9日
寒い日が続いています。風邪気味の人も多いようですが、さすがに「鳥インフルエンザ」ではないようです。しかし、WHOによると今後「新型インフルエンザ」が世界中で流行する恐れがあるとのこと。日本政府も警戒を強めており、もし国内で大流行すれば数十万人の死者が出るとも言われ、治療薬「タミフル」の備蓄を各地方自治体に呼びかけています。ところがこの「タミフル」も頼りになるのか、ならないのか今ひとつはっきりしないところがあるらしい。一説には服用した人が副作用で精神錯乱を起こし自殺した例も報告されているとのこと。いずれにしてもここは薬などあてにせず、風邪をひかない心がけが大切といえるでしょう。そのための心得はなんと言っても体を冷やさないこと。これに尽きます。体が冷えれば血液の循環が悪くなり、各臓器の働きも落ちてきます。これに伴って免疫力も低下してウィルスと戦うことができなくなるというわけです。足を揉めば体全体の血液の循環がよくなります。足がポカポカしていればとても快適に過ごすことができます。食べるもの、飲むもの、着るものなど生活全般に注意して体を冷やさないようにしましょう。寝るとき腹巻きをすれば腎臓の冷えを防ぎ、結果として免疫力低下を防ぎ風邪と無縁の生活を送れます。お試しください。
平成17年11月21日
11月18日~19日に掛けて足利市に行ってきました。自分の健康をどうにかしたいという人や人に教える方法を学びたいという人など様々です。教える方としてはどっちつかずになる恐れがありますので難しい面があります。今後の課題はクラス分けなどして同じ目的の人だけ集まって、同じ方向を向いた学習ができればもっと充実したものになるのではないでしょうか。もっとも少人数となりますので一人一人の負担が大きくなるのは避けられませんが、費用に見合った内容の学習が確実にできることは間違いありません。世の中では、例えば着るもの一つとっても「安かろう悪かろう」で満足する人がいるかと思えば、例え値段が高くても品質にこだわる人がいます。そのあたりのバランスをどのようにとっていくのか、官足法の普及についても岐路に差しかかっているのかもしれません。
平成17年10月28日
先日、防衛医科大学の元学長とお会いする機会がありました。ご自身は70代半ばですが割合に元気です。官足法のことを説明すると大変に興味を示してくれました。先生自身薬はできるだけ飲まない主義だそうで、教え子の中にも東洋医学の勉強に励んでいる人も少なくないとのことでした。また、安保先生とも面識があり、いわゆる「安保理論」にも多くの点で共鳴されているそうです。西洋医学の本流を歩いてきた方ですが、色々な意見や学説に耳を傾ける広い心というか、度量のようなものを感じました。もっともそのような方だからこそ防衛医科大学の学長まで上りつめたのでしょうが‥‥。
平成17年10月21日
さる14日~17日まで沖縄に行って来ました。14、15日は官足法講座の講師の仕事でした。参加者は約20名。全課程は3日間でしたが、私の受け持ちは2日間で終わり。沖縄で官足法の普及に携わっている人が音頭をとって実現したものです。参加費用など詳細は知りませんが決して安くはない参加費のはずですが、それだけ関心の深い人が多いということができます。病院ではなかなか病気が治らない、経済的負担も年々大きくなる。今後もこの流れが加速される中にあって、ひとびとの官足法に対する関心が益々高まっているということでしょうか。誰でも、どこでも、どんな病気にも対処できるという本物の健康法に携わっていることを誇りにも思えた旅でした。
平成17年10月11日
暑くもなく寒くもなく過ごしやすい季節になってきました。とはいうものの初雪の便りが届くようになり、紅葉前線の南下もピッチを早めているようですので、季節は確実に晩秋に向かっています。晩秋が過ぎれば冬将軍の足音も大きくなり、あっという間に正月です。今週末はまた沖縄へ行ってきます。どういうわけか沖縄には縁が深くて一年に2~3回は行っている計算になります。今まで観光らしい観光はしたことがなく地理的にも全くといっていいほど不案内ですが、食べ物はおいしいものにたくさん出会っています。高級料理店の高級料理ではなく、庶民的な食べ物の中においしい食べ物がたくさんあります。例えば、宮古島風の味噌汁はお勧めです。どこにでもあるわけではなさそうですが素朴でとっても美味。昼食には最適です。ご飯付きで500円ぐらいだったと思います。いつも現地の人に連れて行ってもらうのですが、今回もそれが楽しみです。
平成17年9月28日
お彼岸が過ぎ、日に日に秋らしい季節になってきました。店頭にも秋を感じさせる食べ物がたくさん並んでいます。さる19日、講演のために神戸に行って来ました。当日は敬老の日でもありましたが、会場となった慶光寺というお寺には約90人ほどが集まっていました。そもそもこの講演会を開催するきっかけは、このお寺の住職が15年来の官足法ファンだったからです。住職によると、官足法を始めてから体調がすこぶるよくなり、法事などで檀家を回ったときそのことがよく話題にのぼっていたそうです。そこで一念発起、「ここは一度専門家の話を聞く機会をつくろう」ということで今回の講演会が実現しました。2時間という時間制限の中で何とかまとまった話ができ、皆さんに喜んでもらえたようです。準備していった本や踏み板も足りなくなったほどです。世の人々の健康への関心がいかに高いか、改めて感じさせられた一日でした。
平成17年9月6日
先週の土曜日(3日)、ある脳外科医と沖縄に行ってきました。目的は那覇市内の病院に脳卒中で入院中の人のセカンドオピニオンを求めるためでした。ちょうど台風が接近中で慌しい旅になってしまいましたが、所期の目的は何とか達することができました。初日は夜沖縄に到着しましたので、患者(34歳)の両親と面談だけにし、翌朝病院に行き診察しました。前もって資料に目を通していたこともあり、診察は15分ほどで終わりました。本来なら主治医とも面談したほうがよかったのですが、日曜日ということのほかに何しろ台風が接近中で、遅い時間になれば飛行機が欠航になる恐れもありましたので病院には名刺だけ置いて空港へ急いだ次第です。それにしてもさすがに専門医です。てきぱきとした診察には目を見張るものがありました。さらに公的援助についても貴重なアドバイスを頂きました。詳細についてはレポートを頂けることになっています。ご両親が大喜びだったことは言うまでもありません。実は私たちは官足法の普及に力を注いでいますが、足もみだけではどうにもならない重症患者に対しては医師との協力関係を構築したいというのが一つの目標でした。その一歩が今回の沖縄行きというわけで、我ながら満足感も大きなものがあります。
平成17年8月26日
関東地方を直撃した台風11号が去り、厳しい残暑が戻って来ました。もうしばらく我慢の日々が続きそうです。さて、今日は病気だらけ(と本人は言っている)の女性が事務所に来ました。症状は飛蚊症、頻脈、自律神経失調症、耳鳴り、パニック障害です。病院を渡り歩き健康食品もあれこれ試したが効果がなく、不安な日々を送っていたところ、子どもの塾の機関誌に官足法が紹介されており、事務所を訪ねて来たそうです。足を触ったところ首の反射区にタコがありました。「貴方の症状は全て首から来ている。このタコを揉みつぶせば問題は解決します」と言ったところ、「そんなことを言われたのは初めて」とのことでした。事実、首に問題があることは誰も知らないし、教えてもくれません。残念なことですがそれが現実です。足踏み板など道具の方をしっかり習って帰りました。これまで時間とお金をたくさん使ったそうです。「貴方のように無駄遣いする人がいなければ世の中の景気はよくならない。その意味では世の中に貢献しているのですよ」と半分冗談で慰めました。「将来に光明を見出した思い」とは彼女のことば。2~3週間後にはまた経過報告に来るそうです。
平成17年8月15日
世間はお盆休みです。帰省に、行楽に民族の大移動が起こっています。車も新幹線も大混雑です。ここは家でじっとしているのも一つの手かもしれません。しかし、それにしても暑い。特に熱帯夜にはもう辟易です。先日、官足法の合宿で清里高原に行ってきましたが、その涼しいことといったら本当に天国でした。もちろん昼間はそれなりに暑かったのですが、夜は20℃ぐらいまで気温が下がりますのでぐっすり眠れました。その合宿ですが、参加者は11人でした。朝夕バッチリ官足法を実行しましたので体調も快調そのもの。食事も思いがけなくご馳走が出て、皆さんちょっと食べすぎ模様でした。夕食後はフリータイムですので三々五々ロビーに集まってお酒など飲みながら雑談をしていました。それぞれの経験談は貴重ですし、勉強にもなります。今年は合宿を急遽実施するということで定員も10人と少なくしましたが、来年はもっと早く計画を立て、定員も増やしますので皆さんも是非ご参加ください。
平成17年8月4日
8月に入っていよいよ夏真っ盛りといった感じです。昼間の暑さはまだ我慢できるとして、連日の熱帯夜には本当に参ってしまいます。クーラーを使えば快適には違いないのでしょうが、翌朝のだるさを思うと使う気がしません。それにしても子どもは大したものです。汗をかきながらもぐっすり眠るのですから。そんなこんなのグチをはいているうちに時は過ぎていきます。立秋が来て、旧盆が過ぎれば秋もそんなに遠くありません。それまでは暑さに負けずとにかく頑張りましょう。8月5日~7日は官足法の合宿です。合宿といえば大袈裟ですが、朝夕バッチリ官足法を実行したあとはそれぞれ自由行動できます。清里高原(標高1200メートル)の爽やかな空気に触れ、つかの間ですが熱帯夜ともおさらばです。
平成17年7月19日
先日(7/10~13)台湾へ行ってきました。懇意にしている5人がメンバーです。目的は当社で扱っているブルブル運動機の工場を訪れ、打ち合わせをすることでした。工場では新型機もいろいろ開発し、欧米にも販路をかいたくしています。それなりに進展しているようですが、私たちに言わせればやはり「初期の物」が一番という結論に落ち着きました。つまり「シンプル・イズ・ベスト」ということです。世の中には結構このようなことが多いのではないでしょうか。売るためにデザインを変える、大して必要でもないのに機能を付加するといったことなどです。買うほうも上辺や外見に惑わされること無く、本質は何なのか、本当は何が必要なのかを、よく見極める能力が求められる時代なのかもしれない。
平成17年7月8日
約2ヶ月間に渡る「地域別勉強会」がやっと終わりました。本来官足法指導員を対象にした勉強会でしたが、どこの会場でも指導員以外の参加者が多く見受けられたのが特徴的でした。7/2に開かれた小倉勉強会では指導員3人、非指導員12人という具合でした。創始者の官先生が亡くなっても官足法への関心は全く衰えていません。この現実を目の当たりにして、これが本物の証なのだろうと思った次第です。本物というものは、誰が去っても、誰が離れても人から人へ伝わり、人から人へ伝えられていくものだと改めて感じました。
平成17年6月20日
先週は金曜日に名古屋へ行き、土曜日は新潟、日曜日は八戸でした。少々疲れましたが、それよりも何よりもつらかったのが風邪でした。先週の月曜日に「おかしいな」と感じ、火曜日から咳と微熱が出て、だるくて食欲もありません。週末のことを考えると2~3日でなんとしても治さなければなりませんので必死でした。当然日頃言っていることを実行しました。足踏み板をしっかり踏み、スーパーバーで股の付け根までよくもみました。ブルブル運動機にも乗ったり、寝転がったりしました。また夜寝るときには腎臓を冷やさないために腹巻をする念の入れようです。食欲のことは全く気にしません。食べたくなければ食べなくていい主義ですので。ただ、からだを冷やさない、温めることに注意しました。お陰で間に合いました。金曜日の講義は少し鼻声でしたが何とか無事務めることができました。そもそも風邪の原因はこの気候不順の中で、就寝中に背中(腎臓)を冷やしてしまったことです。背中を冷やせばほぼ間違い無く風邪をひきます。逆に言えば「風邪の予防には背中を冷やさないこと」。覚えておきましょう。
平成17年6月7日
土・日を利用して勉強会のために全国を行脚中です。6/3~6/5は都内で「指導員養成講座」の講師でした。医師など他の人の協力を得ながらの講座でしたが無事終えることができました。少々バテ気味ですがあと4週間(8回)頑張ります。これまでの勉強会の感想は、とにかく熱心な人が多いということです。ぼんやりした講義などできませんので、これからも緊張感を持って臨みます。終わった途端に「ものすごく勉強になった」「次はいつやるの?」など、声をかけられると一層ファイトが湧いてきます。
平成17年5月24日
先週の日曜日は甲府での勉強会でした。官足法の指導員が8人集まりました。皆さん甲府近辺の人たちです。それも7人が女性ということで、それはそれは喧しい集まりになりました。それでも勉強への意欲は大変なもので見上げたものです。神経反射区で腎臓など大切なところはピンポイントで覚えてもらいました。また、官足棒やウオークマットⅡなど道具の上手な使い方の復習しました。今まで勉強したことはあっても、人間は忘れる動物ですので、勉強会がいい刺激になったようです。人間は何故病気になるのか。足をもめば何故病気が治るのか、など理論的なことを含めて何度も繰り返し勉強することの必要性を改めて強く感じた一日でした。こうして官足法の指導員は一段一段確実にステップアップしていきます。
平成17年5月18日
木々の緑が日ごとに濃くなってきました。暑くもなく寒くもなく一年中で最も過ごしやすい季節です。先日は岡山に行ってきました。官足法指導員のための勉強会でしたが、一般の方も数人見えていました。その中で香川から参加されていた女性(62歳)は、以前軽い脳梗塞を患い、現在は心臓がドキドキしたり、ときどき記憶が薄れたりするということでした。当然ながら服薬していますが全然よくならないとの事。足を見るととても太く、固い。足の裏の腎臓の反射区は少し押しただけで飛び上がるほどの痛さです。ウォークマットⅡの乗り方をしっかり覚え、スーパーバーの使い方も練習しました。固い足を柔らかくすれば何の問題もないことも理解しました。頑張って続けるという事でしたので2~3ヶ月で見違えるように元気になることでしょう。
平成17年4月12日
先日ある医師と会いました。その医師は昨年まである公立病院の脳神経外科部長を務めていましたが、今は開業しています。脳神経外科といえば主に脳卒中の治療で、時代の最先端の医学を駆使して患者の救命を担っています。ハーバード大学にも留学しましたし、もちろん内科学にも精通しています。そんな医師が今深い関心を示しているのが東洋医学。中国にも何回か出かけて勉強し、東京にも頻繁に出かけているそうです。そこで分かったことは、例えば頭痛治療一つとっても西洋薬は3種類を併用する場合が多いが、漢方薬は1種類でOK。何よりも体にやさしい。そんなこんなで益々興味が深まっているそうです。
平成17年4月6日
ここ2、3日気温が上がり一気に桜が満開になりました。まさに春本番と言ったところです。ひところよりはマスク姿の人は減ったように見えますが、まだまだ目立ちます。ということはまだ花粉が飛んでいるということでしょうか。さて、最近ある人が事務所に訪ねて来ました。埼玉県栗橋にお住まいのその人は大正7年生まれで今年87歳になる。耳が少し遠くなりましたが、とにかく元気。本人曰く「官足法のお陰。20年近く継続している。お迎えが来たらぐずぐずせずさっさと行きたい」との事。理想的に歳を重ねています。もっとも死に方など思い通りにはいきませんが、その心意気には敬服しました。徴兵されて中国大陸へ行き、終戦時ソ連の捕虜になったものの命からがら逃げ、やっとのことで帰国。戦後の混乱期を乗り越え、気が付いたらここまで生きていた、とは本人の弁です。いつまでも元気に、と願わずにはいられない一日でした。
平成17年3月16日
「暑さ寒さは彼岸まで」とはよく言ったもので、結構厳しかった寒さも彼岸の入りを迎えて緩んできました。これからも寒暖の波はあるのでしょうが,季節は確実に移り変わっています。「桜満開」まであと一息といったところです。世間では相変わらず花粉が飛び交っているようで、マスク姿の人が目立っていますが、その花粉症対策については前回この欄で触れましたので、ここでは触れません。
さて、今日は最近寄せられた質問の中から「尿失禁」を取り上げてみましょう。ある人がある日電車に乗り,端の席が空いていたので座ったところ,何ともいえない嫌なにおいが漂ってきたとのこと。席が濡れるほどではなかったのでそのまま座っていたが、ふと「尿失禁」に思い当たり、世の中には案外「尿失禁」の人が多いのではないかと思ったそうです。事が事だけになかなか表面に出てきませんが,確かに今そのような悩みを抱えている人が増えています。予防や治療のための体操を教えている人もいます。よい結果が出ているのかどうか知りませんが、官足法の立場から言えば何の問題もありません。腎臓・尿管・膀胱が正常に働いていないわけですから、それを正常に戻すだけで問題は解決します。括約筋などを問題にしている人もいるようですが,それが本筋ではありません。先ず腎臓系の機能を正常に戻す。そのためには足をもむのが一番効果的です。自信を持ってお勧めします。