避難所でも、毎日赤棒 ― 元気だったお兄さん
この頃は「50年に一度の」とかいうのが頻繁になった。
すでに2、3年は聞いている気がするから、驚かない。
大雨の被害は今年もあるのだろうか。
それに、地震…。
もう、日本中どこで起こっても、誰の身に降りかかっても
不思議ではない。
その災害に続いて避難先での苦労がある。
今年は避難所でのコロナウイルスの感染拡大が懸念されている。
感染症のリスクを避けて車中泊をすれば、エコノミークラス症候群が心配だ。
2011年の東日本大震災のとき、宮城県女川町で被災したお兄さんのことを、
三重県に住む官足法指導員・川村きよえさんが官足法ニュースに寄稿してくれたことがある。
津波で泥だらけになって、なんとか残った家に、お兄さんが真っ先に取りに行ったのは赤棒だった。
避難所でも、毎日赤棒で足をもみ、お兄さんは元気だった、と。
官足法グッズは防災グッズでもあると、私は思う。
避難先で身体を悪くする二次被災を避けるため、
前向きな気持ちを持ち続けるためにも、
官足法グッズを使って楽にしっかり足をもみ、その日の元気を養おう。
いつでもどこでも自分で出来ることがある。
それは何ものにも奪えない財産と言えるのではないだろうか。