感染症と官足法
時代劇を見ていると人が死ぬときは、ほとんどが斬られるか、はやり病、と言っていい。
草履や裸足で足の裏が刺激されることが多かった時代、
刺激の多い足裏に反射区が集まる、内臓の病気よりも
刺激の少ない足の甲に反射区が多い、リンパに関わる感染症の方が脅威だった
とは官有謀先生もよく言われていたところである。
その足裏も靴に守られ刺激されることもなくなり、生活習慣病や様々な内臓の病気も多くなった現代。
私たちは毎年装いを変えるインフルエンザだけでなく、数年おきに手強い感染症にも見舞われる事態となっている。
その一つ一つにワクチンが期待されるが、開発には少なくとも1年半かかると言われ、
SARSのようにウイルスが変異を繰り返し、ワクチンが出来ないまま多くの犠牲を出して収束を迎える例もある。
現在急ピッチで進むワクチン開発は、これまでの常識を覆すのかもしれないが、
自己を守る免疫システムが素早く的確に働けば、様々な外敵に対応でき、たとえ罹っても知らないうちに快癒する。
そういう能力を私たちは生まれながらに授けられている。
免疫システムがその能力を発揮できるかは白血球の成分バランスでわかる。
そのバランスをよくするためにも足を揉むことはお勧めだ。
血液をきれいにする腎臓の細胞への、反射区を通した働きかけ、
全身の血液循環を良くするための、脚部も含めた足全体の血流改善。
免疫に関与する様々な臓器も足に集結する末梢神経を通して活性化され
それが免疫細胞のバランスを良くし、からだの隅々にまで免疫細胞を行き渡らせる。
免疫細胞はウイルスの種類や病名を問わず、臨機応変に働いてくれる。
その能力を強め、或いは引き出すことは自分で出来ることなのだ。