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断薬し、その離脱症状を官足法で乗り越えて 悪性リンパ腫も小さく

鈴木みどり 千葉県 60歳

■服薬の始まり

遡れば2017年の逆流性食道炎と機能性胃腸障害(ディスペプシア)が始まりで、薬を飲むようになりました。機能性胃腸障害とは胃や腸などの消化管に潰瘍やがんが無いのに胃もたれ、胃痛、吐き気などの症状がある病気のことです。胃腸薬としては吐き気止めの薬としてプリンペラン錠が処方されました。

■悪性リンパ腫の闘病と、薬の副作用の始まり

 2020年秋、悪性リンパ腫になり、ステージ4で抗がん剤治療を半年間受けました。幸い抗がん剤治療によって腫瘍は小さくなりましたが、問題はまだその後に待っていました。夜眠れなくなり、強烈な不安感と、二階の窓から飛び降りたくなるような衝動…。「おかしい、自分は元々そんな性格ではないのに?」インターネットで調べると4年間服用し続けている胃腸の薬について書き込みがありました。涙が止まらない、とかです。私と同じ不安感に駆られる人がいる。私だけじゃないんだ、と気付き、すぐにその薬の服用を止めました。

■断薬による離脱症状で救急搬送

 翌日から酷い頭痛が始まりました。4日後には足先から全身に亘る痺れと滴る汗、頭を締め付ける孫悟空の輪のような頭痛…。堪らず救急搬送で病院へ行くもCTでは異常なし。その薬を出してくれた医師に状況を話すと「僕はそんな患者に遭ったことはない。そんなに言うなら別の救急を紹介しましょう。」と言われ、別の救急へ行きましたが、そこでも異常なし…。

■苦しい症状の訳を知る

必死に同じ症状の人をネットで探し、ようやく辿り着いた信頼できる精神科医に「その薬は脳の中枢に作用するから急に止めるとそういうことがあります。離脱症状はいつかは治るから、それに対して他の薬を飲んじゃ駄目ですよ。」と言われました。あらためて調べてみるとヨーロッパでは2週間以上服用してはいけないことになっていました。

■断薬の闘い

 ほぼ寝たきりで耐えて5カ月、息がゼーゼーと荒くなり呼吸がしづらくなってまた救急搬送。軽い肺マック症と言われ出された抗生物質に身体が反応し、過敏性腸症候群にもなっていました。一気に断薬したことで、これまで大丈夫だったものにも過敏に反応するようになっていたのかもしれません。

■氷のように冷たい足

 薬をなかなか受け付けない身体になってしまったことを自覚して、耐える毎日。離脱症状で足はいつも氷のように冷たくて、頭はボーっとしていました。ある日なぜかいきなり「足をガーっともんでもらいたい!」という衝動に駆られました。でも近くにそんな所も無いし、具合が悪いからあまり出かけたくもない。ネットで“足ツボ”を調べてみるとウォークマットが出て来ました。2023年秋のことです。早速購入しましたが、あまりの痛さにギブアップ…。

■官足法を始めて足がポカポカに!

足の冷たさにはウォーキングも湯たんぽもその場かぎりでした。耳鳴り、頭痛、羞明(眩しさ)、動悸、ホットフラッシュ、味覚障害などの離脱症状も耐え難く、今年2月からウォークマットⅡに再度挑戦。痛いけれど足がポカポカになるのが嬉しく、具合の悪い時に乗ると楽になります。時々夜中に足が攣っていたのも全く無くなりました。腎盂腎炎の友人に教えるとクレアチニンが0.82になり、そのご主人は視界が広がったと驚き且つ喜んでくれて、私もちゃんと学ぼうと4月から官事務所の定例講習会「もみもみ倶楽部」にも行くようになりました。講習会に参加するようになって「ウォークマットⅡも踏み方一つでこんなに違うんだ!」と発見がありました。脚部も大切とわかり赤棒でしっかりもむようになったら更に足が温かくなりました。

■悪性リンパ腫2cmの塊が小さくバラバラに!

先日三ヶ月に一度の悪性リンパ腫の検診に行きました。以前お腹に残っていた2cmの塊がバラバラに小さくなっていて、このまま消えていくといいなと思っています。

■減薬の道のりを官足法とともに

自分の体験を通して、薬は短期的に飲むものだと思います。私が知ったところでは、痛み止めなどでも新薬の中には脳に直接働くものもあり、頻繁に使って急に止めると離脱反応がきつく出るようです。

何種類も飲んでいた薬を、今私は一種類ずつ減薬しています。ごくごく微量を減らしていって、今年10月には一つ終わる予定です。その後にもまた違う薬に取り組む予定なので、長い道のりです。その道のりの中で官足法に出会えたことが私にとって大きな支えになっています。