指導員養成講座の三日間で、幼少期からのめまいとメンタルの不調が解決
M.K. 愛知県39歳
■虚弱体質
小さい頃から風邪をひきやすく肺炎やインフルエンザによくかかり、それが治りにくい、すぐにお腹を壊すという子どもでした。
特に高校時代は身体がフワフワするめまいがあり、朝身体が動かない、電車に乗っても気持ちが悪くなって引き返す、食べるのがつらくて太ることも出来ず、というふうで出席日数ギリギリで卒業しました。友人たちが楽しい学校生活を過ごすなか、なぜ自分はこんな人生なのか、暗澹たる気持ちでした。病院に行っても原因は見つからず、メンタルクリニックに連れて行かれて「思春期不安症」と診断されました。ありがたいことに親が「思春期は不安なのが当たり前だ。薬も飲まなくていい。」と、東洋医学に目を向け、さまざまな療法を経験させてくれました。
■健康への探求
社会人になる頃にはかなり元気になったのですが、健康に対する追求を続け(この追求の結果、体をケアするセラピストになりました)、その一環で官足法を知り、困った時に頼るという軽い感じで続けていました。当時は効果は抜群だけど痛すぎるのであまりやりたくないという感じでした。
この春の官足法指導員養成講座の受講も病気の予防に良いと思っていた程度で、そこまで何かが治れば！と強い期待などなく参加しました。
■官足法指導員養成講座を受講 眩暈がなくなった！
養成講座初日、とにかく痛くて痛くて、先生に「これってずっと痛いんですか？」と聞きました。返事は「今が一番辛いから頑張って！」でした。本当に言葉通り、二日目以降は痛くても痛みの種類が変わっていくことに気づきました。大きく変化があったのは、様々な療法を試してもしつこくあっためまいが無くなったことで、本当に驚きました。
■メンタルが変わった！
またメンタルの変化がはっきりわかる体験がありました。ホテルの部屋がなんとなく気味が悪い感じで、霊感はないのですが、宿泊初日の夜は怖くてほぼ眠れませんでした。でも、二日目の夜、部屋に帰った時、平気な自分がいたのです。「あ、いるのね。どうぞ。私は元気だからいいや。」とでもいう気分でした。小学生時代から不安に襲われると具合が悪くなって動けなくなってしまっていた私が、です。これは良い意味でおかしい！と自分の中が大きく変わったことに気づいた瞬間でした。
講座の間中、痛いところは全て自分の不調として思い当たるところばかり。メンタルのことに集中して行ったわけではないのですが、とにかく痛いところをくまなく力強く揉んだ結果、つきものが落ちたと言えるくらい気持ちがスカッとし、安心感ともいえるような自信が湧いてきました。「なんだ！今の私に起きていた落ち込みやクヨクヨは、足＋脚部の汚れだったのか！」と目から鱗、革命が起きた気持ちでした。
■病に、身体に、人生に感謝が溢れて…帰宅して号泣
患者という字の如く（心に串が刺さった状態）メンタルの不調があったことで実は長く自分が傷ついてきたこと。自己肯定感を知らず知らずのうちに損ねていたことにも気づきました。しかし、それさえも自分の行動で変えていけることがわかった時、自分に力が返ってきた気持ちがしました。メンタルを変えることは難しいです。いい出会いも沢山あっても何かあれば不安になり「ほらね、やっぱり私って…」となってしまいます。けれど、足をもんだらとんでもなく痛くて「もうなんだっていいや」というか、「なんかもう、いいんだ、これで」と吹っ切れました。優しくして自分の足に溜めたものは、ある意味、自分の人生の結果だったのだと理解でき、私が産んだものならば私が取り組んでいこう！これから！と強く思いました。
今までどうしたら健康になれるかと探求してきましたが、病が何を私に教えようとしていたのかが繋がり、体に対する感謝、人生に対する感謝が湧いてきて、ありがたいやら嬉しいやらで帰宅した途端、号泣しました。
■足もみの痛みは自然治癒力の入り口
それからは痛いところがあっても、自分のこれからの伸び代なんだ！と思い、痛みがあった時は、騒ぎながらも逃げずに取り組んでいます。
講座を通じて強烈な体感と気持ちの変化を経験したため、帰宅後も最優先で足もみを続けました。足もみは痛いのですが、痛みに耐えた部位は一気に温かくなり、少しずつ柔らかくなり、生き生きした感じになります。この変化を体感し続けたある日「痛みは自然治癒力の入り口なんだ！」と気づき、なんとも言えない喜びが体から湧き上がってきました。
今までの教育として、体に問題があったときは医者に行く・薬をもらうなど外に解決法があり、外に頼らないといけないと教えられてきたように思うのですが、自分の内側・体に、こんなに自然治癒力があるということがやっと腹落ちし、嬉しかったです。
■自分で元気になれるんだよ！と伝えたい
この貴重な経験をさせてくれ、私自身に力を取り戻してくれた官足法に、そして厳しくも励ましながら丁寧に教えてくださった先生方、痛い痛い！と言い合いながら一緒に学んだ仲間たちに心から感謝しています。
痛みと自然治癒力について、人の体の精妙さ、偉大さ、そして何より自分の中には計り知れない力があり、自分の行動次第で大きく変化を起こせること、自分で元気になれる！ということを、指導員になったら楽しく朗らかに伝えていこうと思っています。