「これで老後も怖くない」官足法で得られた安心
Y.K. 58歳 東京都
数年前、体調が思わしくなく、漠然とした不安を抱えていました。
主な症状は慢性疲労、全身のむくみ、冷え、抜け毛、体重の急増。集中力や記憶力が低下してやる気も出ない。だけど健康診断では異常なし。考えてみれば、睡眠時間を削って一日中パソコンの前で作業という不健康な生活を何年も続けていたので、体調を崩しても不思議ではなかったのです。でも当時は「何か大変な病気だったらどうしよう?」と病名と治療法を調べまくっていました。官足法を知ったのも、その頃です。
せっかく官足法にたどり着いたのに、痛すぎて挫折
以前から「健康のために足をもむのが大事」ということは何度となく見聞きしていました。ただ、せっかく官足法にたどり着いたのに、その凄さをよく分かっていませんでした。初めてのウォークマットは激痛のあまり3秒で飛びのき、「二度と乗りたくない」と思ったほど。自分より年上の方や華奢な方が難なく踏んでいる様子を見ても頑張ろうと思えず、私には向いていないと早々に諦めてしまいました。
再び官足法に挑戦
その後は漢方薬や鍼治療などを試しましたが、一向に改善が見られませんでした。行き詰まっていた頃、自宅からそれほど遠くない所で官足法の講座を発見。指導員の吉野洋子さんが主催されていた講座です。一日参加してみて、「官足法、やっぱり効くかも」と感じて再挑戦することにしました。
それからはウォークマットと格闘の日々。足裏全体がビリビリと痛くて1分乗るのがやっと。「本当に痛くなくなる日が来るんだろうか」と途方に暮れたのを今も覚えています。せめて細切れで乗ろうと、ミニマットも活用して歯磨きや髪を乾かす間にせっせと踏みました。その甲斐あってか10日以上過ぎた頃、ようやく痛みが和らいできたのです。
痛くなければOK? 分かった気になっていた
ウォークマットを30分以上踏めるようになって、疲れと冷えがそれほど気にならなくなりました。それだけでは、まだ健康とは言えません。でもマットを踏めたことで「できている」と満足していました。甲状腺機能低下症の症状が出ていても、専門の病院では「正常範囲内なので予備軍です」と言われ、甲状腺の反射区も痛くないので問題ないと思い込んでいたんです。でも補講で、それが大間違いだったと知ることに。
講師の浜崎先生は私を一目見て「あなた、甲状腺に問題があるね」と声をかけてくださり、その場で甲状腺の反射区を棒でグサリ。メリメリ…と音がして、心身共に衝撃を受けました(笑)。
心を入れ替えて雑なもみ方を改める
その日から好転反応があり、3日間ほどダルさが続きました。この経験のお陰で、改めて力強さと奥深さが足りなかったんだと反省しました。
水溜祥子先生と岡山至先生からも以前から脚部が硬いと注意していただいていたので、赤棒とG棒でせっせともんでいるつもりでした。でもパンパンに張ったふくらはぎや太ももには、やはり十分に届いていませんでした。
先輩指導員の篠原あつこさんは「私も同じように悩んでいたから」と、脚部のもみ方のコツをアドバイスしてくださいました。本当にありがたかったです。
「官足法は効く。ただし、正しくもまないと効果は得られない」
水溜所長の言葉です。私はこれを自分の失敗談とともに伝えています。
今ひとつ効果を感じられない人は、私のようにもみ方が中途半端で雑になっている可能性が大きいです。せっかく取り組んで効果が出ないのはもったいないので、本部や近くの指導員にもみ方の指導を受けることをお勧めします。
周りに官足法を伝えながら自分も成長
現在、ビデオ通話で家族や友人に官足法を伝えています。両親は高齢ですが、原理や内臓の話にものすごく興味を示し、前のめりで聴いています。「あちこち痛い所だらけだけど、忙しくて時間がない」と言っていた友人も「最近は毎日踏んでるよ」と報告してきたり。
私も負けていられません。「継続しないと効かないからね」などの言葉は特大ブーメランとなって自分に返ってくるので、さらに工夫して時間を確保しています。
今のマイブームは「ロビンフット」。(もちろん立ってやるほうがいいですが)座った状態でも脳下垂体や足指の付け根を刺激できるのが気に入っています。
老後のためにも
官足法に出会ったおかげで大病や老化に対する漠然とした恐れも解消できました。正しく続けていれば予防できますし、病気したとしても元気になられた方々の前例もありますからね。私も近い将来、元気な高齢者の仲間入りができるように官足法を続けていきます。