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リウマチ性多発筋痛症が寛解 寝たきり回避・復職へ

T.M. 65歳 神奈川県

■リウマチとの付き合い

剣道をやっています。ずっとスポーツをやって来た私が病気になったのは2年前のことで、リウマチでした。私の場合は小指や親指に出る関節炎という感じで、痛みが出れば痛み止めを飲んだり湿布をしたりするだけで収まっていました。

■リウマチ性多発筋痛症を発症

ところが今年6月関節が痛くて動かせなくなりました。診断名はリウマチ性多発筋痛症。強い痛みを何とかしようとリウマチの薬を倍飲むなどしていましたが、あまり効きません。飲み薬より高い効き目を求めてお腹や太腿に自分で注射を打つようになりました。

一ヶ月ほどその治療を続けたら関節の痛みは無くなりました。が、検査の結果、肝臓の数値が悪化して来たことがわかり、医師からは「注射が合わないのでは?」と告げられました。

■休職

鎮痛剤を3倍くらい飲んで誤魔化しごまかし続けてきた仕事も、終に7月20日から休職することになりました。

医師には「寝たきりになりますよ。」と言われ、休職した時点で仕事はいずれ辞める予定でした。「収入をどうしようか。」とそればかりが頭の中を占め、とりあえず年金受給の手続きを始めました。

■ウォークマットⅡと赤棒

同僚の遠藤比呂美さん(官足法指導員)がウォークマットⅡと赤棒を貸してくれたのは休職した直後の頃です。始めて乗ったウォークマットⅡはとても痛かったけれど乗っている間も降りてからもスーッとするような気持ちの良さがありました。遠藤さんが簡単な説明をしてくれて、とにかく自分で毎日ウォークマットⅡと赤棒で足をもむことを最低一時間やる、ということを始めました。

■運動機能の変化

休職したばかりの頃はまだ動けなくて、歩くときは杖を使ったりもしていました。階段の昇り降りが少し楽になったと感じたのは官足法を始めて一週間から10日ほど経った7月の末頃でした。階段の手摺につかまりながら一段一段両足を揃えて昇り降りしていたのが手摺に頼らなくてよくなり、そして片足ずつ普通に昇り降りできるようになるなど少しずつ変化を重ねて身体がラクになっていきました。椅子から何も頼ることなく立ち上がれるようになったのも小さいけれど嬉しい変化でした。

■職場復帰

9月半ば、諦めていた職場復帰が叶いました。「これからどうしよう」と途方に暮れた7月のことが嘘みたいです。遠藤さんから借りたウォークマットⅡは10月中頃まで毎日やっていましたが、同僚が腰痛と聞いて貸しました。赤棒は今も風呂上りに必ずやっています。私のリウマチ性多発筋痛症も治ったという診断をもらったわけではなく、一ヶ月に一度病院での診察があります。それでも10月の初めには体育座りから立ち上がるということも出来るようになったように、少しずつ機能を回復していけていることを励みにこれからも官足法を続けたいと思っています。