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血流が鍵!坐骨神経痛で車椅子…からの脱出!

江森恵子(61歳 埼玉県)

■動けない!坐骨神経痛になる

もう5年になりますが、ちょうど今頃の季節でした。それまで少しあった腰痛がいつもより強く痛み出し、10月のある朝布団から起きようとしても起きられず、寝返りをしても起き上がることが出来なくなりました。トイレに匍匐前進で這って行き、主人が立ち上がらせようと手を貸してくれるものの触られるのがもう痛くて…、どうにも動けなくなってしまったのでした。何とか病院に連れて行ってもらうと「坐骨神経痛だね。」と。痛み止めが出ましたが、根本的に治すものではないし飲んでもどうなのかなぁ、というのが正直な気持ちで。それでも最初の頃は少し飲みましたが痛みは変わりませんでした。

■最後になるかも…

我が家はお寺なのでいらっしゃったお客様に「最近奥さん見ないわねぇ。」と言われると腰痛で寝ている私もお会いしたくなって奥から這って出て行ってお話しすることもありました。そこで「私も腰痛で…」などと腰痛談議が始まります。そんな中で話に出た整骨院に通うことにしました。やがてだんだん身体がほぐれてくると生活が出来るようになってきました。けれど上半身がほぐれると足だけが痛くなり、腰から下が鉄板のように硬くなりました。お尻から下全部、特に両サイドが痛い!治療後は何日か寝込むような日々。「あれだけ酷かったんだからそんなに早くは治らないよな。」と思っていた私も心配になって来ました。12月に姉と娘と三人で予定していた指宿への旅行…「もしかしたらこの先ずっと車椅子の生活になるかもしれない。これが最後になるかもしれないから行きたい!」と娘を説得し、車椅子で旅行を敢行。指宿の温泉効果への期待も少しあったのですが、私の腰は良くなることはありませんでした。

■好転!血流なんだ!

帰ってすぐに今度は経絡を使う東洋医学の先生のところへ行きました。「身体の血の巡りはいいんだけど、足の血の巡りが悪いんじゃないの?」と、股関節を直接もんでくれました。その帰り、車の運転はまだできなかったのですが試しにアクセルやブレーキを踏もうとしてみると足に力が入ることがわかりました。足首も動くようになって、「これで車の運転も出来るようになるかも!」と希望が芽生えました。身体は少しずつよくなっていき、右足に体重をかけることが出来なかったのが出来るようになりました。何回か通ううち、「車椅子でなくなるかも!以前のように仕事ができるようになるかも!」と思えるようになり、つくづく血の巡りの大切さを知りました。

■自分でメンテ!やはり血流なんだ!

でも、自分でメインテナンス出来ないと根本的な解決にはならないんじゃないか、と思い始めた頃、知り合いの長谷川明子さんに会う機会がありました。官足法指導員になっていた長谷川さんから官足法の話を始めて聞いて、腑に落ちました。血流の大切さは身を以て知ったところです。私が求めていたものは、これかもしれない!整骨院では血流を良くしようとしてくれたのだけれど詰まっているところがそのままだったから良くならなかったんじゃないか。長谷川さんから官足法のお話を聞くと、実感として良くわかります。理屈を知っている、勉強されているというのはこういうことなのだな、と思いました。

■お寺で官足法教室 おばあさんの坐骨神経痛がよくなった!

その後長谷川さんにお願いし、他の人にも声掛けをして週一回、お寺で誰でも自由に参加できる官足法の教室をやってもらっています。コロナが始まりましたが、密にならないお寺という利点もあり、こういう場があることが大事、と続けて来ました。毎回長谷川先生が次から次と持って来てくれる官足法グッズの秘密兵器(笑)をいろいろ使ってやっています。「これいいわ」はちょっと苦手でしたが、坐骨神経痛のおばあさんが“暇があるからテレビを見ながら「これいいわ」でもんでいる。”と聞き、その方がお医者さんに驚かれるほど良くなったのを見て、私も使うようになりました。

■交流しながら病気予防

世代を超えて交流ができるのも官足法の教室の魅力の一つです。私たちのような50代だと健康づくりはジム通いが主流ですが、人との交流はあまりできません。足をもみながら昔の話を聞けたりするのも楽しみになっています。今では私も動ける!仕事ができる!車の運転ができる!どこも痛くない!という当たり前の毎日を送りながら、不調を感じるとしっかり足もみをして乗り切っています。交流をしながらみんなで病気の予防ができたらいいな、こういう場所があるよ、ということがいいな、と思っています。