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40代で二人を無事出産 不妊治療と足もみの併用で

官足法指導員 山口砂織(岐阜県)

私と官足法との出会いは「不妊」です。39歳目前で結婚したので、すぐに産婦人科で人工授精から始めましたが上手くいきませんでした。体外受精に抵抗を感じていたころ実母に「足もみで妊娠する人もいる」と勧められ、近くの施術所へ行きました。

棒での足もみの施術を受けるのは初めてでしたが、当時私の足は全体的に硬く、特に踵は分厚くカサカサで、痛みすら感じないほどでした。推しの強い施術者に強制的に本と棒とクリームを購入させられ(笑)、その日は半信半疑で帰宅しました。

翌朝、いつも寝起きは足が浮腫んでいたのですが、その日はびっくりするくらい足がスッキリしていて歩行時の違和感もなく、とても感動したのを覚えています。「これは私に合っている」と感じ、その日から足をもみ始めました。最初は数年前に痛めて辛かった右肩の痛みが嘘のように消えました。さらに扁平足に少しアーチが出来、極度の末端冷え性が治りました。酷かった花粉症も気にならないまでになりましたが、妊娠には至りませんでした。

足もみを始めて2年、痺れを切らした主人に頼まれ、不妊治療専門病院に行くことにしました。そこで排卵障害を告げられ、私の大きくて硬い踵に納得がいきました。ホルモンの関係で排卵しなくても生理は定期的に来るそうです。当時お世話になっていた施術所では「その足で体外受精しても厳しいのでは…」と言われましたが、体の様々な不調が治り、私としては自己ベスト。時間的猶予も残されていないので挑戦することにしました。

41歳だと排卵誘発剤を使用しても採取できる卵は普通1、2個らしいのですが、長年排卵せず、2年間毎日足をもみ続けたせいか、38個の卵が採取でき、先生も驚いていました。24個が正常に受精し、2個が着床しました。すぐに仕事を辞め、主にウォークマットⅡを踏むことと毎日2時間のウォーキングをしました。出産時の年齢は42歳と45歳でしたが、母体の数値も良好で、二人とも普通分娩で出産できました。長男(9歳)と次男(6歳)も健康な正常児です。

また同じく2年間不妊治療をしていた30代の女性に官足法をご指導させていただいたところ、半年で着床して無事出産されました。彼女も私同様、足もみと不妊治療の同時進行です。これらの経験が新しい命や誰かの幸福に繋がると嬉しく思います。