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11月15日

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 暦を見て「この間お正月だったのに」と日の経つ速さに驚く時期も漸く過ぎ、もう年末へのカウントダウンが始まった。街路樹のハナミズキは色づいていたのだろうか。紅葉に見とれたのもテレビの中だけ、という些か味気ない秋が深まっていく。

 「忙」という字をつらつら眺めると、生きていた心が亡くなる、つまり心が死ぬということに違いないと思うに至った。我が身を振り返っても思い当たることがある。多くの事を忘れ、上っ面で流しているとしたら、せっかくこの世に生まれ出て、出会いも出来事も、いいことも、一見困ったことも、一つ一つ経験をして身にしていくための大切な時間を無駄にしているとしたら、それはもう心が死んでいるのと同じだ。

 曹洞宗の開祖・道元禅師は中国の宋に留学した人だが、その修行中炎天下に椎茸を干す先輩僧に、なぜよりによってこの一番暑い時にやるのか、と問うたそうだ。今だからこそ、という答えに豁然として悟ったという。只管打坐(座ることにのみ集中する)が道元の教えの真骨頂である。今やることは一つ。いつも「今」に全霊を込めていれば心が死ぬことはないに違いないのだ。

 残り少ない2017年を大切に過ごしたいと思う。(祥)



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